データセンターの新会社OneXがブラジルのイパチンガに最初の施設開設

2023年までにブラジル国内で5拠点の開設を予定

同社はミナスジェライス州のVale do Aço(鋼鉄の谷)地域に位置するイパチンガ市に、初のデータセンターを開設しました。この施設は、1ペタバイトのストレージ容量と、355平方メートル(3,800平方フィート)の広さに75kWの電力を備えていると言われています。また、施設内にはソーラーパネルが設置されており、エネルギーの利用に貢献しています。

BNAmericasの報道によると、同社は2023年末までに少なくとも5つのデータセンターを開発する予定です。ミナスジェライス州に2022年開設予定の2つ目のデータセンターを検討中で、2022年内にはもう1つ、2023年にはさらに2つのデータセンターを計画しています。

OneX社の設立パートナーの一人、Tiago Faria Bicalhoによると、同社は最大で7,500万レアル(1,320万ドル)の投資を目指しており、各開発には1,000万~1,500万レアル(180万~270万ドル)程度の費用がかかるという。同社は、コロケーションホスティング、仮想マシン(VM)のサービスを提供する予定です。

Bicalho は、イパチンガに拠点を置くソフトウェア開発会社Gerenciar Sistemasのエグゼクティブ・ディレクターです。同社はマイクロソフトの環境でホストされていましたが、システムを本国に戻してOneXの施設に入りました。

「その後最初のサーバーを購入し、ここVale do Açoにあるインターネットプロバイダーでホスティングしていました。そのとき、この地域にはサーバーを組み立ててくれるような熟練した労働者がいないことがわかったのです。さらに私が求める安全性と品質を満たす物理的な構造もありませんでした」と同氏はBNAmericasに語っています。「私は自分たちですべてを行いながら、他の人たちにもサービスを提供するべきだと考えました。このアイデアを投資家に持ち込んだところ、需要を理解してプロジェクトに賭けてくれました。」

この記事の原文はブラジル版に掲載されています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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