Edge CentresがオーストラリアのHost Networksを買収
ラック数130台、550kW規模の施設を継承
オーストラリアのエッジデータセンター会社Edge Centresは、クイーンズランド州の事業者Host Networksを買収しました。
今週に公表されましたが、契約条件は明らかにされていません。
この契約は、ブリスベンのエイトマイルプレーンズ地域にある550kW、ラック数130の施設をEdge Centres社が引き継ぐもので、今後800kWとラック数200まで拡大が可能となります。
Edge Centresは、次の12ヶ月で新しい施設を立ち上げ、その他の同社施設に合わせ、Tier III品質の設計、構築、運用を行う予定と述べています。施設には11社のキャリアが在籍しています。
「今回の戦略的な最先端データセンターの買収は、単なる物理的なインフラへの投資ではなく、当社の組織の将来に向けた投資です。この買収は、イノベーション、拡張性、そしてお客様に比類のないサービスを提供するという当社の姿勢を強化するものです。この新しい製品群を加えることで、当社の能力が向上し、事業領域が拡大され、 デジタル時代の無限の可能性が開けます。」
Host Networksは、1998年にコロケーションとホスティングのサービスを提供するために設立されましたが、2019年にAnvia Holdings Corporationに買収されました。そして2021年にサイバーセキュリティ企業の3D Pioneer Systemsに260万米ドルで売却されました。
Brandl Street 53番地にあるEight Mile Plainsのデータセンターは、2007年から稼働し、2018年にリニューアルされました。これまでブリスベンのクイーン・ストリートにあるPowertelのデータセンター、およびフォーティテュード・バレーのウィッカム・ストリートにあるAAPTのデータセンターは、この施設に移転しました。
今年初めにEdge Centresは米国のホスティング事業者Hysonを買収し、同社はミズーリ州セントルイスのNetralityの施設にスペースを確保して運営しています。2022年、Edge Centresは地元のライバル企業であるDC Matrixを買収し、オーストラリアのクイーンズランド州のシッピーダウンズとゴールドコーストにある2つの設備を引き継ぎました。2021年には、Lurado software社から天候予測アプリ「Snowtification」を買収したことも話題になりました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです
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