NEC、インドBSNL向け国内海底ケーブル完成
ラクシャドウィープ諸島と本土を直接結ぶケーブル
ラクシャドウィープ諸島とインド本土を結ぶ新しい海底ケーブルの工事が完了しました。
NECは先週、インド国営通信会社Bharat Sanchar Nigam Limited ( BSNL、バラート・サンチャル・ニガム、)に代わり、ラクシャドウィープ諸島とインドの西海岸コチを結ぶKochi-Lakshadweep Islands (KLI)ケーブルシステムの完成を発表しました。
約1,870キロメートルに及ぶこのシステムは、当初2x100Gbpsの容量を提供し、ファイバー1対あたり最大1,600Gbpsまで拡張可能なものです。
このシステムは、港湾都市コチと11のラクシャドウィープ諸島を結んでおり、アガッティ、アンドロット、アミニ、バンガラム、ビトラ、チェトラット、カドマット、カヴァラッティ、キルタン、ケルペニ、ミニコイの11島を結んでいます。
NECの執行役員兼SVP(グローバル・スマートシティ事業担当)であり、NECコーポレーション・インドの社長兼CEOであるAalok Kumarは、次のように語っています。 「BSNLとの2番目の事業であるKLIケーブル・プロジェクトが無事に完了したことは、NECとインド政府との、接続された国家建設に向けた協力関係において極めて重要な出来事です。このイニシアティブは、ラクシャドウィープをデジタル地図に載せるだけでなく、この地域の社会経済成長を活性化させるものです。」。
BSNLは2021年9月にNECインドにプロジェクトを発注し、予定より早く2023年6月に完成さ せました。インド政府のデジタル・インディアミッションの下で開発されたこのケーブルは、先日インド首相Narendra Modiによって開通式が行われました。
NECは2020年、BSNL向けにインド本土のチェンナイと東部のアンダマン・ニコバル諸島(A&N諸島)を結ぶケーブルシステムを完成さ せました。
「2020年12月にインドのチェンナイとアンダマン・ニコバル諸島(A&N諸島)を結ぶ光海底ケーブル・システムを成功裏に完成させたのに続き、NECは、ラクシャドウィープ諸島の人々に幅広い機会をもたらすことを期待するこの名誉あるプロジェクトに再び参加できることを光栄に思います」と、 海洋システム事業部門 マネージングディレクター の桑原淳 は述べています。
ラクシャドウィープ諸島は、インドのマラバル海岸から200〜440km(120〜270マイル)沖に浮かぶ35の島々からなる諸島です。島々には約6万5,000人が暮らしています。同島への海底ケーブルの陸揚げは今回が初めてです。
また、コチはSAFEとSeaMeWe-3ケーブルの陸揚げ地でもあります。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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