IBM、Advanced社のアプリケーション・モダナイゼーション・アセットを買収

IBMは、メインフレーム・モダナイゼーションプロバイダーのAdvancedからアプリケーション・モダナイゼーション・アセットを買収すると発表した。
 
取引条件は明らかにされていませんが、買収は慣習的な完了条件に従い、2024年の第2四半期に完了する予定です。
 
IBMが買収するサービスは、自動コード・リファクタリングを通じてユーザーアプリケーションのモダナイゼーションを支援する生成AIツール、IBM watsonx Code Assistant for Zが提供する機能をサポートします。
 
IBMは声明の中で、「この計画された買収により、顧客のメインフレーム・アプリケーション・モダナイゼーションの支援をさらに可能にし、IBMのハイブリッド・クラウドとAI戦略における新たな重要な一歩を踏み出すことになる」と述べています。
 
「30年以上にわたって企業顧客と協業してきた経験を持つAdvanced社の従業員は、IBM Consultingに加わる」、とIBMは説明しています。この新しいチームは、評価と設計、メインフレームの変換と統合、完全な導入を含む「メインフレームアプリケーションのモダナイゼーションサービスの数々」を通じて顧客をサポートすることになります。
 
IBMは、2023年第2四半期にメインフレームの収益が30%減少し、その際のインフラ部門の四半期収益は36億ドルでした。この数字は、同年第3四半期には33億ドルにまで落ち込んでいました。
 
今回の買収は、2020年4月にArvind Krishna氏がCEOに就任して以来、IBMが実施した35件目の買収であり、そのほとんどがAIとハイブリッド・クラウドの強化を実現するものでした。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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