Digital Realty、シンガポールに50MWデータセンター開設へ
大手データセンター事業者のDigital Realtyは、シンガポールに同社3つ目となるデータセンターを建設すると発表しました。新設備は50MWの電力容量を持ち、同国北部のLoyang Driveへ建設されることになります。2020年の第3Qまでには完全に稼働するとみられています。
新データセンターは、Digital Realtyが設計から建築までを行う、シンガポールでは初のグリーンフィールドデータセンターとなります。同社は、日本の不動産企業が持つデータセンターを買収する形で、2010年にシンガポール市場へと進出しており、2つ目のデータセンターも既存のものを買収していました。
新しいデータセンター Digital Loyang II (SIN12)は、シンガポールにおけるDigital Realtyの2番目の施設Digital Loyang I(SIN11)に隣接する予定です。DCDの取材に対して、建物同士の距離はわずか350メートルであり、データセンター間にも容易にダークファイバーを準備できると述べました。
SIN11、SIN12の両設備は、海外とのデータ通信を支える海底ケーブルの発着点「Changi North Cable」エリアのすぐ近くに位置します。
SIN12は5階建ての建屋で、最大50MWの電源容量を提供する予定となっており、総施設面積は34000㎡の予定です。SIN11の電力容量は最大13.2MWであり、新データセンターはDigital Realtyにとってシンガポール市場で重要な役割を担うことになります。
IT市場調査会社の451 Researchによれば、2018年、シンガポールは246万㎡のデータセンタースペースと、326MW分のUPS容量を提供していると推定されています。
– Data Center Dynamics
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