NextDC、ビクトリア州におけるGoogle Cloudの導入をサポート

オーストラリアのデータセンター事業者NextDC(オーストラリア証券取引所上場) は、2つの相互接続アクセスポイントを備えたメルボルンのデータセンターM2経由でGoogle Cloudの顧客をサポートすると発表しました。

M2からGoogle Cloudに接続する企業は、Google Cloudへのダイレクトで信頼性の高い低レイテンシ接続のメリットを享受できる、と同社は述べています。

Google Cloudへのローカルアクセスにより、企業はGoogle Cloudのワークロードを、インターネットベースの接続を介してシドニーに持ち帰る必要がなくなります。接続コストが削減されるだけでなく、ネットワーク上のレイテンシやジッターがゼロに近づくため、最大限のパフォーマンスを得ることができます。

NEXTDCのCEOクレイグ・シュロッギーは次のように述べています。「この2つの新しいGoogle Cloud Interconnectサービスの追加により、企業や政府機関はハイブリッド戦略やマルチクラウド戦略を最適化する際に、深さと多様性を実現できます。セキュリティと信頼性の向上に加えて、これらの新しいGoogle Cloud Interconnect拠点により、世界で最も急速に成長しているクラウドプラットフォームへのオーストラリアからのアクセスが大幅に拡大します」

ユーザーはCross Connect経由でアクセスするGoogle Cloud専用 Cloud Interconnect、またはNextDCのAXON相互接続プラットフォーム経由でアクセスするGoogle CloudのPartner Interconnectソリューションのいずれかを選択できます。

AXONは、NextDCが全国に展開するデータセンターと、オーストラリア最大かつ最もネットワークが豊富なパートナーエコシステムに企業を相互に接続する強力なプラットフォームです。

シュロッギーは以下のように付け加えました「クラウドは、お客様のトランスフォーメーション戦略のデジタル基盤であり、ビジネスにおける最も価値ある資源であるデータは、新しい世界のテクノロジーと現代のデジタルビジネスの構成要素です。そのため、データとデジタルインフラの信頼性、近接性、アクセス性が不可欠です。NextDCの重要な役割は、お客様の成長とイノベーション戦略を推進するITサービスと重要なデジタルインフラを、安全かつダイレクトに相互接続することです」

これに先立ち7月、同社はブリスベンにあるB2データセンター経由で、Google Cloudへの2つのダイレクト接続ポイントを追加しています。

さらにNextDCは、シドニーのローワー・ノースショアにあるアーターモンに、「S3」と名付けた同社最大級のデータセンターの建設を開始しました。

このプロジェクトは、NextDCのパースにある20MWの施設や、シドニーのマッコーリーパークにある30MWのS2センターの設立に携わった建設会社Multiplexによって、2022年後半に完成する予定です。

W. Media (Venkatesh G記者)より翻訳・転載

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