CyrusOne がイリノイ州オーロラに3つ目のデータセンターを計画

プロジェクトの承認を得るために公的資金を返済

CyrusOne はイリノイ州オーロラに3つ目のデータセンターを開設する可能性があり、428,000平方フィート(39,700平方メートル)の施設をめぐって同市の関係者と協議を開始しました。

ダラスを拠点とする同社は、州間高速道路88号線に隣接するビルトナー・ロードの30エーカーの敷地の開発を望んでいます。

Chicago Tribune紙によると、オーロラ市とCyrusOneの代表者は、CyrusOneが近隣のEola Roadインターチェンジの改良に費やされた公的資金の一部を返金する代わりに開発許可を与えるという取引について市議会と協議しているようです。

「市場環境の変化を利用するチャンスがあります。 インフラ整備の費用と機会費用の一部を取り戻すことができる可能性があります 」とAuroraの最高経営責任者(CEO)であるAlexandrouは語りました。

CyrusOne は2016年にChicago Mercantile Exchange GroupからEola道路とDiehl道路の交差点にある428,000平方フィート(39,700平方メートル)の施設を購入して以来、オーロラに進出しています。その後、隣に44万平方フィート(40,800平方メートル)のデータセンターを開設しました。同社は全米で合計24拠点を運営しています。

CyrusOneの代理人弁護士であるRuss Whitakerは、Chicago Tribune紙が報じたコメントの中で、この拡張は「確かに地域社会にとって素晴らしい追加となるでしょう。あらゆる面で大規模な勝利です」と述べています。

オーロラ市議会財務委員会のメンバーは、自治体がCyrusOneと資金償還に関する覚書に署名するよう勧告しました。この覚書は2月6日(火)の市議会本会議で審議されます。

シカゴ地域は北米最大級のデータセンター市場ですが、サーバースペースの稼働率は低いのが現状です。今月初めに発表された  Newmark のレポートによると、この地域のデータセンター在庫は過去5年間で35%増加しているものの、稼働率はわずか1.6%にとどまっており、このままでは、データセンターの稼働率が低下する可能性があると指摘しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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