量子コンピューティング企業Rigetti、クラウドでベータ版を提供開始
米国のバークレーを拠点とする量子コンピューティングのスタートアップRigettiは、Quantum Cloud Services(QCS)プラットフォームのベータ版を発表しました。
QCSは、開発者に対して、リゲッティ社の量子プロセッサと、量子アルゴリズムの構築テストに必要なコンピューティングリソースを提供します。
量子システムx従来システムを組み合わせる
この量子計算を従来の計算システムと組み合わせた場合、Web APIモデルを使用した場合よりも、30倍も速くプログラムを実行することが可能となります。
リゲッティ社のシステムに一旦登録すれば、ユーザーは彼ら自身の専用の量子マシーンイメージにアクセスすることができます。そのシステムには、量子プログラムの構築を始めるのに必要なすべてのツールがあらかじめダウンロードされています。
量子プログラミングのための仮想開発および実行環境である量子マシーンイメージは、Rigettiの専用データセンター内の量子処理ユニットへ、物理的にホストされています。
同社によれば、この統合プラットフォームはWeb APIベースのアクセスモデルに見られるネットワーク遅延を解消します。
ベータ版のテストを実施する人達には、初回1か月間、Rigettiのプラットフォーム上でプログラム実行に必要な5,000ドルのクレジット支援を受け取ります。
リゲッティは、量子コンピューティングを専門とする企業で、2013年の創業以来、6400万ドル以上の資金を調達してきました。近年では、2017年にMIT Technology Reviewによって、2017年最優秀企業Top50のうちの1社に選ばれていました。
– Data Center Dynamics
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