インドネシアAWSリージョン、2022年に稼働予定
AWSは、2021年終盤から2022年初旬までにインドネシアに新しいクラウドリージョンを立ち上げることを宣言しました。ジャカルタ首都圏を拠点とするこの新たなリージョンは、それぞれが地理的に離れたデータセンターである3箇所のアベイラビリティゾーン で構成されています。
AWSはアジア太平洋地域、さらには世界中へと急速にサービスを拡大しています。多くのクラウド事業者がインドネシアへの投資を強めており、ジャカルタの リージョン は、APACにおいて9番目となる パブリッククラウド 事業者の拠点となるでしょう。
現在AWSのAPACデータセンターは、北京、寧夏、ムンバイ、ソウル、シンガポール、シドニー、東京で稼働しています。また今後は、当初の2018年に開設される予定からは遅れましたが、香港リージョンも稼働予定です。
AWSのCEOであるAndy Jessyは、「しかるべきタイミング」にあらゆる国へと事業を展開することを目指していると主張してきました。
「インドネシアにAWSリージョンを開設することで、急成長する新興エコシステム、同国の大企業および政府機関が、より多くのテクノロジーの雇用とビジネスを推進し、地域経済を促進させる」と、AWSのグローバルインフラ、カスタマーサポート部門の副代表であるPeter Desantis氏は述べました。
新しいAWSリージョンは、インドネシアのより多くの企業や研究組織が人工知能やデータ分析などの分野で同社のサービスを介し、高度な技術を活用してイノベーションを推し進めることができるとBarr氏は期待します。
また、Government Regulation 82 (PP82/2012)や金融機関向けの追加ガイドラインなど、インドネシアで今後予定されるデータ規制を暗黙の内に承諾し以下のように述べています。「新リージョンは当然、インドネシアのデータを国内で処理し、保存したいという既存のAWSユーザーも使用することが出来ます。」
2.5億人を越える人口やインターネットとスマートフォンの急速な普及から、インドネシアがAWSにとって非常に重要な市場であることは間違いありません。驚くべきは、AWSが同国でプレゼンスを確立するのに所要した時間です。
Alibaba Cloudは昨年インドネシアで稼働し、1月には2番目のデータセンターを立ち上げました。またGoogle Cloudは、2020年までに稼働すると予想される3箇所の区域を含むインドネシアのリージョンを発表しました。
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