EverseenとGoogle Cloudが、小売店向けVision AIで提携

Google Distributed Cloudと、EverseenのVision AIプラットフォームを使用

EverseenとGoogle Cloudは、小売店向けのVision AI提供で提携します。

両社は、EverseenのVision AIプラットフォームとGoogle Distribute CloudおよびGoogleのVertex AIプラットフォームを組み合わせます。

Google Distributed Cloudは、Googleのエッジとオンプレミスのクラウドサービスです。2021年10月に開始され、Googleのクラウドサービスを顧客の選択した場所に提供しています。

Everseen Vision AIプラットフォームは、12万台のEdge AIエンドポイントを使用し、毎日約6ペタバイトのビデオデータをリアルタイムで処理し、1億5,000万件以上のリアルタイムイベントを処理しています。このプラットフォームはGoogle Cloudと完全に統合され、Google Cloud Marketplaceを通じて利用できるようになります。

Everseenの創設者兼CEOであるAlan O’Herlihyは、次のように述べています。「私たちの目標は、小売業者にとって測定可能な結果をもたらすVision AIソリューションを提供することであり、シュリンクの削減、顧客エンゲージメントの強化、無駄の最小化を実現することです。」

「Google Cloudのハードウェアとソフトウェアにわたる強固なサポートにより、入店からレジまで小売業者のニーズに対応することができます。私たちは、世界中の小売業者にシームレスでスケーラブルなソリューションを提供しながら、小売業者が業務を近代化し、測定可能な結果を達成できるよう支援しています。」

Everseenは、小売店舗に導入可能なGoogle Distributed Cloudを利用できることに加え、最新のAIモデルへのアクセスやAI製品開発のスケールのために、Google CloudのVertex AI Platformを統合する予定です。

Google Cloudの小売顧客担当マネジング・ディレクターであるJose Gomesは、次のように述べました。「Googleのエッジコンピューティング機能とEverseenの最先端Vision AIプラットフォームを組み合わせることで、小売企業は在庫ロスの原因を特定し、ショッピング体験を向上させるデータ主導の意思決定を行うために、業務全体をエンドツーエンドで可視化できるようになります。このコラボレーションにより、小売業者はデータ主導の意思決定を行い、収益を改善し、ショッピング体験を向上させることができます。」

今年、Google CloudはFormula Eとのパートナーシップも拡大し、同社のクラウド移行に伴い、そのオフィシャルクラウドテクノロジーサービスパートナーおよびオフィシャルクラウドセキュリティパートナーを務めることになりました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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