FacebookとDominion、太陽光発電350MW分の契約を締結
Facebookは、データセンターを支える太陽光発電拠点を新たに6カ所得ることに
Dominion Energy社は、ヴァージニア州とノースカロライナ州において、Facebook社のデータセンターへ太陽光動力を提供する契約を結びました。
太陽光発電拠点を6カ所、最大容量350MWの太陽光エネルギーをFacebook社へ提供するというこの新協定は、マークザッカーバーグ氏によって4月22日のアースデイに合わせて発表されました。
「この度、Facebookのデータセンターを支える6箇所の太陽光発電施設を新設しました。Facebookのデータセンターは、既に世界でも最高レベルのエネルギー効率を誇っています。昨年には、2020年までに当社のデータセンターやオフィスで使用される電力の100%を再生可能エネルギーにする目標も設計しました。新しい太陽光発電拠点は、私たちの計画を後押ししてくれることでしょう。」とザッカーバーグ氏は語りました。
Dominion Energy社は、6つの施設のうち、1箇所のみを開発しており、残る施設はBayware Solar Projects社、EDF renewables社や Strata Solar社といった外部の企業が買収して運用する予定です。
新プロジェクトは下記の通りです。
・ヴァージニア州ウエストモアランド郡 Montross Solar 20MW(達成)
・ヴァージニア州グロスター Gloucester Solar 20MW(達成)
・ヴァージニア州メクレンブルク Grasshopper Solar 80MW
・ノースカロライナ州ハリファックス郡 Chestnut Solar 75MW
・ノースカロライナ州ノーサンプトン郡 Pecan Solar 75MW(達成)
・ノースカロライナ州ノーサンプトン郡 Gutenberg Solar 80MW
Dominionの発電所では、およそ884MWのソーラーパワーが生産されています。つまり、この新プロジェクトで生み出される350MWもの膨大なエネルギーだけで同社の3分の1程度の電力を占有することになります。
Dominionは、このプロジェクトを皮切りにして、2022年までに3,000MWの太陽光・風力を産出するという目標の達成に近づきたいと語りました。
GreenpeaceのClicking Clean Virginia reportによると、ヴァージニア州の発電は依然として化石燃料で占められており、再生可能エネルギーによるものは5%未満で、米国の他の地域と比べて遅れを取っています。DominionはData Center Alleyで最も多くの電力を生産している企業ですが、同社のエネルギー生産量の内再生可能エネルギーが占める割合は4%しかありません。
Data Center Dynamics
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