NTT、東京電力エナジーパートナーと太陽光発電PPAを締結

NTTは、日本で太陽光発電を調達するための電力購入契約(PPA)を締結しました。

同社は今週、東京電力エナジーパートナーおよびプロメディアと20年間の 「オフサイトフィジカルコーポレートPPA」 を締結したと発表しました。

NTT三鷹データセンターEASTは、2024年8月から埼玉県と栃木県に合計3.7MWの太陽光発電所を新設し、間接的に電力を供給します。この計画は、同施設のエネルギー需要の約20%を賄うことになります。

38,000平方メートルに及ぶ40MWの三鷹EASTは、東京都三鷹市エリアで2018年に稼働を開始した同社の10番目の施設で、国内最大級のデータセンターであり、冷却は外気に依存しているとNTTは述べています。

太陽光発電所は埼玉県羽生市、栃木県宇都宮市と真岡市に設置されます。

プロメディアは株式会社アドバンスの関連会社で、再生可能エネルギー発電事業用地の開発・賃貸を手がけています。

東京電力によると、これはデータセンター顧客との初めてのPPAであり、国内最大のデータセンターPPAとなります。

しかし、NTTは以前、2022年に70MWの分散型太陽光発電PPAを締結しています。クリーン・エナジー・コネクトは、2023年までに日本国内の約700カ所で太陽光発電所を開発することになっていました。

PPAは米国など他の国に比べて日本ではあまり一般的ではなく、2022年の報告書によると、当時日本ではこのような契約は20数件にも満たなかったといわれています。

AWSは2021年、三菱商事と東京と東北地方の450カ所で22MWの太陽光発電プロジェクト契約を結びました。同社は昨年、伊藤忠商事と38MWの分散型太陽光発電PPAを締結しています。

NTTは2030年までにネット・ゼロを目指しています。同社は日本で14のデータセンターを運営おり、以前、日本の施設全体で軽量ソーラーパネルを展開する計画だと述べていました。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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