Googleがタイで10億ドルのデータセンター投資を計画

バンコクとチョンブリに建設予定

Googleは、タイでクラウドとデータセンターのインフラ整備に10億ドルを投じる計画です。

同社は、首都バンコクと、その近郊の沿岸地方チョンブリに施設を開発する予定です。これにより、14,000人の雇用が創出され、国のGDPに40億ドルが上乗せされるとしています。

データセンターやその場所についての具体的な詳細はまだ明らかになっていませんが、Googleは2025年から2029年にかけて10億ドルを費やす予定です。同社がタイにリージョンを構築することを初めて発表したのは、2022年でした。

タイの ペートンターン・ シナワット首相は、次のように述べました。 「タイは、優秀な労働力、Googleのような業界のリーダーによるテクノロジーインフラへの投資によって、東南アジアにおけるデジタル・ハブになりつつあります。」

「Googleがチョンブリとバンコクのデータセンターとクラウドリージョンにそれぞれ投資することは、クラウド・コンピューティングとAIにおけるタイの専門知識の成長と相まって、わが国のクラウドファースト政策に完全に合致するものです。」

プロジェクトの一環として、GoogleはGulf Edgeと協力してタイでソブリン・クラウドを構築する予定です。

それらの施設は、シンガポール、インドネシア、香港、台湾、韓国、日本の東京と大阪にある、既存のGoogleクラウドリージョンに加わります。

競合するAWSも、2025年前半にタイでクラウド・リージョンを立ち上げ、2037年までに50億ドルを投資する計画です。

マイクロソフトも、タイでデータセンターリージョンの構築を予定しています。

3社のハイパースケーラーによるコミットメントにもかかわらず、マレーシアのジョホール、インドネシアのジャカルタは、APAC地域におけるAIとクラウドデータセンター構築の焦点であり続けています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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