アゼルバイジャンの国立保管センターがクラウドに移行
システムを 「政府クラウド 」に移行
アゼルバイジャンの国立保管センター(MDM)が、システムをクラウドに移行しました。
Azertacの報道によれば、MDMのシステムとリソースは、同国のデジタル開発・運輸省傘下のAzInTelecom LLCが運営する、BakuとYevlakhのデータセンターに移行されました。
MDMは、証券保管、財産権登録、証券事後取引など、アゼルバイジャン株式市場のデータを保存しています。この機関は、2019年にIlham Aliyev大統領による政令第718号によって政府クラウドが創設されたのに続き、クラウドに移行した最新の機関です。
Azertacのレポートによると、この移行によりMDMの重要なシステムの可用性が向上し、マイクロソフト製品も装備されました。
AzInTelecomは、MDMにInfrastructure-as-a-Serviceと、Backup-as-a-Serviceを提供します。
同社は、Government Cloudプロジェクトを担当し、アゼルバイジャンでBakuとYevlakhの2つのデータセンターを運営しています。このプロジェクトでは、データセンターへの部分的または、全面的な移行を行い政府機関のITコストを削減すると同時に、より持続可能で安全なインフラへのアクセスを提供することを目的としています。
先月、アゼルバイジャン観光局は、AzInTelecomを使用してすべてのシステムを政府クラウドに移行しました。8月には、アゼルバイジャン工業企業が部分的な移行を完了しました。2024年7月現在、115の政府機関が少なくとも一部のシステムをBakuまたは、Yevlakhのデータセンターに移行しています。
BakuにあるAzInTelecomのデータセンターは、2016年に開設され、Uptime InstituteのTier III認定を受けています。この施設は、700平方メートル(7,535平方フィート)以上の広さがあり、ISO 20000およびISO 27001の認証を受けています。同社は現在、アブシェロンとHajigabulに新たなデータセンターを建設中です。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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