Telecom Italiaが、ローマ郊外にデータセンター建設

25MWの施設を2026年後半に稼働予定

Telecom Italia(TIM)が、イタリアのローマ郊外に新しいデータセンターを建設します。

先週行われた発表によると、同社はこの施設に1億3,000万ユーロ(1億3,500万ドル)を投資し、「クラウドでTIM Enterpriseを成長させる 」ことを目指しているとのことです。

この25MWのデータセンターは、2026年末までに稼動する予定です。

同社のエンタープライズ&イノベーティブ・ソリューションズ最高責任者のElio Schiavoは、次のように述べました。「本日、我々は重要な投資を発表し、イタリアにおけるクラウドのリーダーであることを確認しました。これは、我々がPAから企業まで、国のためにイノベーションを起こし、デジタル移行に向けたペースを加速させる企業であることを表します。」

Noovleデータセンターとクラウド部門を含め、TIM Enterpriseは現在、イタリア全土に16のデータセンターを有しています。同社によると、今回発表された新しい施設により、同グループの総容量は125MWとなるとのことです。

このデータセンターは、TIMの超高速フォトニックネットワークに接続され、AIアプリケーション用のGPUハードウェアと、データ伝送における最大限のセキュリティのための量子暗号装置をホストします。

敷地内には雨水回収システムも設置されます。

TIMは2020年5月にNoovleを買収し、そのデータセンター部門を分離させると発表しましたが、2021年1月に同社を再スタートさせました。

また、TIMの他のデータセンター子会社であるSparkleは、ギリシャで4つの施設(アテネに3つ、ハニアに1つ)を運営しているほか、イタリアのシチリア島とジェノバ、トルコ、イスラエル、パナマでもデータセンターやランディングハブを運営しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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