
QTSがウィスコンシン州マディソンに15棟のデータセンターキャンパスを計画
Alliant Energyとの協議後、バジャー州での展開を視野に
QTSは、ウィスコンシン州マディソン近郊で新たなデータセンターを計画しています。
WPRの報道によれば、Blackstone傘下のデベロッパーは最近、マディソンから北に15マイルほど離れたデーン郡のウィーン近郊で、データセンター開発計画に関する公開会議を予定していました。
最大15棟ものビルが開発される可能性があり、初期段階では3~5棟が建設される予定です。各建物には、約3億〜5億ドルの投資が必要とされます。さらなる詳細は明らかにされていませんが、このプロジェクトはQTSのウェブサイトに掲載されています。
WPRによると、QTSの共同最高経営責任者(CEO)であるTag Greasonは、アイオワ州の別プロジェクトでAlliant Energyと協力したことがきっかけで、ウィスコンシン州に注目し始めたと語りました。
同氏は、次のように述べました。「その関係の中で、彼らがウィスコンシン州で電力供給が可能であることを知りました。そこで私たちは、土地の条件や労働力の条件を満たす機会を探し始めました。そして、ウィーンで適した土地を見つけることができました。」
地元関係者はWPRに対し、これ以上のコメントは控えていますが、マディソン地域経済連携局は、QTSの提案を支持すると述べました。
ウィスコンシン州には巨大なデータセンター市場はありませんが、マイクロソフト、Meta、Vantageなどがバジャー州での開発を進めています。Ark(旧Involta)、TierPoint、1547 CSR、Expedientも州内に拠点を構えています。
QTSは2003年に設立され、2021年からBlackstoneが所有しています。現在、米国、英国、オランダ、スペインにおいて、数十か所のデータセンターを運営・開発しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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