
マイクロソフトがワイオミング州シャイアンのデータセンターキャンパスに着工
プロジェクトの詳細はほとんど非公開で2026年に始動予定
マイクロソフトは、ワイオミング州シャイアンでデータセンターの建設を開始しました。
同社はコミュニティブログの中で、HR Ranch Road沿いに新たなデータセンターの建設を開始したと発表しました。
開発の詳細はまだ明らかにされていませんが、マイクロソフトは建設業者としてJE Dunnと契約していると述べています。
建設期間は約18〜24か月を予定しており、2025年7月から11月にかけて大規模な土木工事が行われ、2026年初頭の完成を目指しています。
HR Ranch Roadはシャイアンの東に位置し、Black Hills Corporationが所有するCheyenne Prairie発電所やDry Creek廃水処理施設がある地域です。
マイクロソフトは2012年からワイオミング州でデータセンターを運営しており、2014年に拡張、2016年にはWest Central Azureリージョンを開設しました。
2021年にはシャイアンに2つの新しいデータセンターを開設し、1つはCheyenne Business Parkwayに、もう1つはBison Business Parkに位置しています。
さらに昨年、地元当局はNorth Range Business Parkを920エーカー以上拡張することを決定し、マイクロソフトの新たなデータセンター建設を支援する方針を示しました。
また、2024年1月には、発電機メーカーのCaterpillarと提携し、水素燃料電池を使った48時間のバックアップ電源供給の実証実験を実施し、シャイアンの施設でのシミュレーションに成功しました。
ワイオミング州のデータセンター市場は比較的小規模ですが、マイクロソフトやMetaがすでに進出しており、Prometheus HyperscaleやCrusoeもキャンパスを開発中です。1547 CSRや複数のクリプトマイニング企業も同地域に拠点を構えています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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