Microsoft Azureで障害発生。AWSで遅延が増加した翌日に

Microsoft Azureは本日、AWSがプラットフォーム上の遅延増加を報告した翌日に問題が発生したと発表しました。

この問題は、AWSの米国東部1リージョン(US-EAST-1)障害による広範囲なダウンタイムから1週間と少し後に発生しています。

マイクロソフトはAzureのステータス更新で次のように説明しています。「UTC時間16時頃より、Azure Front Doorに問題が発生し、一部のサービスが利用不能となりました。」

「さらに、Azure Portalへのアクセスに問題が生じる可能性があります。ポータルに直接アクセスできない場合、お客様はプログラムによる方法(PowerShell、CLIなど)でリソースへのアクセス/利用を試みることができます。ポータルへのアクセス問題を軽減するため、ポータルをAzure Front Door(AFD)から切り離す措置を講じ、状況の継続的な評価を行っています。

「AFDインフラストラクチャからの内部サービスのフェイルオーバーオプションを鋭意調査中です。要因の調査と追加の復旧作業は継続中です。60分以内、またはそれより早く詳細情報を提供します。」

AWSは前日の障害について次のように説明しています。「太平洋夏時間午前9時から午後10時43分の間、US-EAST-1リージョンのuse1-az2アベイラビリティゾーン(AZ)において、EC2インスタンス起動の遅延が増加しました。さらに、ECSタスクおよびポッド起動の失敗率が上昇しました。これにより、Fargate、EMR Serverless、MWAA、CodeBuild、EKS、Glue、AppRunner、DataSync、MWAA、AWS Batchなど、ECSに依存するサービスに影響が生じました。」

「復旧作業の一環として、影響を受けた3つのセルにおいてECS操作を一時的に制限しました。午後10時43分までに問題を完全に緩和し、現在はサービスが正常に稼働しています。」

一方、CDN事業者のCloudflareは「ソーシャルサインイン方式によるドメイン購入が利用できないエラーを認識し調査中」と発表しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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