エクイニクスのマドリードデータセンターで小規模火災、負傷者はなし

MD2で週末に発生した火災の後、人的被害および停電は報告されず

マドリードの消防士が、日曜日の早朝にエクイニクスのデータセンターで発生した火災を消火しました。負傷者はなく、サービスへの影響も報告されていないようです。

火災が発生したのはエクイニクスのMD2データセンターで、消防署がツイートした動画に映っている建物です。現地からの情報では、火災はエクイニクスの施設内で発生したとのことです。

DCDでは、お客様サービスに影響を及ぼすような停電の兆候は確認していません。

「ガレージに煙が充満」

エクイニクスの発表によると、「1月30日（日）午前4時15分、エクイニクスのセキュリティシステムは、Equinix MD2 IBXの電源室から発煙しているのを検知しました。」 マドリード安全救急局（Agencia de Seguridad y Emergencias Madrid 112）が駆けつけ、小さな火災は電源室のみに収まり、迅速に鎮火し、負傷者は出ませんでした。

同社はこの火災により「電力供給が短時間中断しただけ」とし、火災の原因について全面的に調査中であると付け加えています。

地元メディアで報じられたマドリードの救急隊112 Communidad de Madridの発表によると、Calle de Valgrande de Alcobendasで発生した火災には7人の消防隊が駆けつけました。火災は変圧器が設置されている地下室で発生し「ガレージ内を完全に煙で満たした」という。

消防隊は建物のメインフロアに影響を与えることなく消火し、その後、建物を換気しました。警察と救急車も駆け付けましたが、けが人はありませんでした。

消防によると、火災が発生したのは、Calle de Valgrandeにある「WEBサーバーのホスティング専用」の建物に属する5,000平方メートル（53,800平方フィート）の建物です。

データセンターの火災は深刻な事態を招く可能性があり、事業者は一般に、延焼を防ぐ火災防止システムの導入を推奨されています。

2021年には、少なくとも2件のデータセンター火災が重大な結果を招いています。3月にストラスブールにあるOVHcloudのSBG2データセンターが火災で焼失しました。その後、12月にはジャカルタのCyber 1データセンターで火災が発生し、3人が死亡しています。

OVHcloudとCyber 1の両社は、これらの事件の原因について詳細な報告書を発表していません。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。