ブリティッシュ・エアウェイズでまたもやITシステム障害、フライトに支障が発生

ターミナル5のフライトが無期限に遅延

ブリティッシュ・エアウェイズにまたもやIT障害が発生し、フライトに大幅な遅れが生じました。

同社によると、世界的にシステムがダウンしているわけではないが、ヒースロー空港ターミナル5全体のフライトに影響が出たと述べています。

更新:BAは声明で次のように述べています。「本日午後、ヒースロー空港ターミナル5で技術的な問題が発生し、運航に支障をきたしました」

「この問題は解決され、フライトは再開しています。ご不便をおかけしたお客様にはお詫び申し上げます。しかし、この障害により、現在もフライトに遅れが出ています」

ブリティッシュ・エアウェイズは2月25日にも、サイバー攻撃ではないと強調する広範囲な障害を起こしたばかりです。

2017年には、IT障害により、7万5000人以上の乗客が影響を受けました。–そのときは、同社のデータセンターの1か所で障害が発生し、サービスがバックアップ施設への移行に失敗しました。BAはデータセンターの運営会社であるCBREを5800万ポンドの損失を理由に提訴しましたが、両社は最終的に法廷で和解し、責任を認めませんでした。

その数カ月後、別のIT障害により、フライトに大幅な遅れが生じる事態が発生しました。

2019年の障害では、84便の少なくとも15,000人の乗客がフライトをキャンセルする事態が起きました。

しかし、航空会社は相互にシステムやサービスが連携されている、グローバルなネットワークに依存しているため、トラブルに見舞われた航空会社はBAだけではありませんでした。

2017年、ユナイテッド航空はすべての国内便をキャンセルし、デルタは451の便を「システム全体の主要なネットワーク停止」のためにキャンセルしました。数か月後、オンライン予約プラットフォームのAmadeus Alteaが15分間のシステム停止障害を起こしたおかげで、複数の航空会社に4時間にわたる問題が発生しました。その前年には、Verizonデータセンターの障害により、JetBlueのフライト遅延のトラブルも発生していました。

直近では、フライトデータ・プロバイダーのAeroDataがシステム停止に陥り、今年の4月に780の便に影響を及ぼしています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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