個人が米国のデータセンター追跡ウェブサイトを立ち上げ

PG&EのHinkley汚染訴訟で知られる活動家が、次はデータセンターを矛先に

環境活動家Erin Brockovichは、米国のデータセンターを追跡するウェブサイトを立ち上げました。

同氏は、カリフォルニア州Hinkleyで地下水を汚染したとしてPacific Gas and Electric Company (PG&E)を相手取った訴訟に関わり、勝訴したことで全米的な知名度を得ました。この訴訟における彼女の役割は、2000年の映画『Erin Brockovich』で描かれ、ジュリア・ロバーツが彼女を演じました。

Brockovichが立ち上げた「Brockovich AI Data Center Reporting」と題されたウェブサイトでは、稼働中または建設中のデータセンターについて、一般の人々が自主的に報告することを呼びかけています。報告には、データセンター所在地、所有者、開発状況に加え、その施設に関する問題点や懸念事項を入力するフォームへの記入が求められます。

BrockovichのSubstackに投稿された「If data centers are so great, why are they being built in secret?(データセンターがそれほど素晴らしいなら、なぜ秘密裏に建設されているのか)」と題するエッセイによると、この地図は「すべてのデータセンターを網羅することを目的としているのではありません。地域住民が積極的に懸念の声を上げている場所に焦点を当てているのです」とされています。

本記事の執筆時点で、2,700以上のデータセンターの所在地が「地域住民からの報告」により登録されています。

BrockovichのSubstackのエッセイには、次のように記されています。「私はこれまでのキャリアを通して、人々の声に耳を傾けてきました。特に、黙っているように言われた人、自分の家の裏庭は安全で、水も安全に飲めると言われてきた人たちの声に耳を傾けてきました。」

「私は何十年にもわたり、全国各地のコミュニティを訪れてきました。それは、そこに住む人々が私を招いてくれたからです。私は毎日何百通ものメールを受け取りますが、そこに共通しているのは、たった二つの言葉です。『助けてほしい』です。そのため、AIデータセンターがほとんど事前通知もなく地域に建設されているという声を人々から聞くようになり、それを見過ごすことができませんでした。」

しかし同氏は次のように述べています。「データセンターやそれを支える技術そのものに全面的に反対しているわけではありません。いくつかの地域では、真摯な市民参加、影響に関する正直な情報開示、そして地域社会への利益についての実質的な交渉を経て、これらの施設の受け入れを歓迎してきました。そのようなことが起こる時こそ、本来あるべき民主主義の姿だと言えるでしょう。しかし、私たちの地図が示しているような傾向は容認できません。つまり、許可がすでに取得された後にプロジェクトが発表されたり、開発業者が問い合わせに応じなかったり、地域住民がプロジェクトの検討を知る前に地方自治体の職員が秘密保持契約(NDA)に署名していたりするケースです」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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