クアラルンプール空港がネットワーク障害により機能不全
更新:ネットワークハードウェアが原因として特定され、既に交換済みです。
マレーシアのクアラルンプール国際空港(KLIA)は、3日間に渡ったネットワーク障害で深刻な混乱に見舞われました。
システムの混乱は、水曜日の夜(8月21日)にターミナル1で始まり、KLIA2ターミナルに広がりました。 影響を受けたシステムは、WiFi接続、フライト情報の表示、チェックインカウンター、手荷物の取り扱いでした。 ターミナル内の店舗はクレジットカード決済ができなくなりました。
木曜日に、68便の遅延が報告され、8月23日金曜日のTwitterを見ても、問題はまだ完全に収束していないことは明らかでした。
8月23日の声明によると、空港は現在、障害の原因として特定されたネットワークハードウェアの交換を完了しており、状況は改善されるようです。 「2019年8月21日に始まったクアラルンプール国際空港で発生したシステムの混乱は、ネットワーク障害が原因です。これを解決するための措置の一環として、ネットワーク機器を交換し、 現在テストを行い安定性を厳密に検証しています。」
超カオス状態
空港運営のマレーシア・エアポーツ ・ホールディングス社 のCEO、ラジャ・アズミ・ラジャ・ナズディン氏は声明の中で次のように述べています。 「KLIAメインターミナルの重要なシステムは、現在はほぼ正常に稼働しています。 しかし、断続的な問題が依然発生しているため、警戒を続けている状況です。」
Mashableは、空港のスタッフがフライトの1時間前にホワイトボードとプロジェクターを使用し 乗客にゲート番号を伝えていたこの状況を「Super chaotic(超カオス状態)」と形容しました。
8月23日のマレーシア・エアポーツ・ホールディングスからの公式声明はこうでした。「本日午前6時現在、対応チームはシステムを安定させている段階である。」 空港は1,000人のスタッフを動員し、追加のバスを運行しています。また、空港のリモートベイは遅延した飛行機を処理するために運用されています。フライトが遅延した人のために、駐車料金も免除されています。
国営航空会社のマレーシア航空(MAS)は、乗客にフライトの4時間前に空港に到着し、手動チェックインの時間を確保し、他の搭乗プロセスと手荷物の仕分けを中断するようアドバイスしています。
Twitterユーザーは航空会社ではなく空港に批判の矛先を向けています。@ lushie1107ではフライトは木曜日の夜10時頃に着陸した。と述べていますが、「乗客は深夜まで飛行機に閉じ込められていた。 復旧に向けた努力は理解しますが、KLIAは事業継続計画を本当に考える必要があります。これはMASのせいではありません。」
ラジャ・アズミ氏は、空港スタッフの共同体精神とフライトを継続させるための努力に感謝の意を表明しました。
Data Center Dynamics
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