Alibaba Cloudがタイで2つ目のデータセンターを開設

最初の施設は2022年に開設

Alibaba Cloudは、タイで2つ目のデータセンターを開設しました。2月13日に公開されたこのデータセンターは、同国での需要増に対応するために導入されました。

同社によると、この2つのデータセンターにより、Alibaba Cloudは「拡張性、弾力性、可用性の高いクラウドコンピューティング製品を、厳格なセキュリティと規制基準を順守しながら、タイのダイナミックなデジタル環境に合わせた災害復旧機能を強化して提供する」ことが、可能になるとのことです。

Alibaba Cloudインテリジェンスの国際事業担当バイスプレジデントであるSean Yuanは、次のように述べています。「当社の最新のデータセンターは、地元企業のニーズに合わせた信頼性、安全性、高性能のクラウドサービスを提供するという当社のコミットメントを強化します。現地のインフラを強化することで、特に生成AIアプリケーションにおいて、企業がクラウド技術の可能性をフルに活用できるようにすることを目指しています。」

Alibaba(アリババ)は、2022年にタイで最初のデータセンターを立ち上げ、前年10月にはクラウドリージョンの計画を共有しました。

データセンターに関する詳細は、場所やIT容量なども公表されていません。

アリババは2024年5月、メキシコのクラウドリージョンやタイ、フィリピン、韓国などの世界的な拡大計画を発表しました。

今回のタイでの立ち上げにより、Alibaba Cloudのアベイラビリティゾーンは世界28リージョン、86か所となりました。

Tencentもタイにクラウドリージョンを持ち、バンコク市内に2つのアベイラビリティゾーンを設けているほか、Amazon Web Servicesも、今年1月に初のタイリージョンを立ち上げました。マイクロソフトとGoogleは、タイにデータセンターを建設中で、それぞれ2024年5月と9月に計画を発表しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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