Googleがオランダのフローニンゲンデータセンターの建設開始
オランダでは3カ所目、米オレゴン州でも新たな施設を計画
Googleがオランダで新しいデータセンターの建設に着工しました。
検索・広告・クラウド最大手である同社は先日、米オレゴン州ダレスにもデータセンターの建設許可を取得しています。
Googleがオランダのフローニンゲンに進出
Googleは先月、同国北部フローニンゲン州ヴィンスホーテンで新たなデータセンターの工事を開始し、その後地元の報道機関が正式に工事が開始された旨を報じました。
オランダにおける Google・データセンターの責任者であるMarco Ynemaは、Dutch IT Channel紙にこのように語っています。「オランダでは、人々のデジタルツールの利用が増え、組織や政府のクラウド化が進んでいます。オランダに対する弊社のコミットメントは前例のないものであり、本日ヴィンショーテンに新拠点を着工したことはそれを証明しています。長年にわたりオランダを本拠地としてきたことを誇りに思うと同時に、今後のさらなる発展を楽しみにしています。」
加えて、同社は6億ユーロ(6億5,510万ドル)を投資し、ホーゲブルグ3に位置する新開発に着手すると報じられています。
将来的には廃熱を地域の温熱ネットワークに利用できるようにし、屋上にはソーラーパネルを設置する見込みです。
同社はこの施設について、既存のイームシェイブン工場のサテライトと説明しており、開発の仕様やスケジュールについては明らかにしていません。
また、同社は2021年7月、オルダムブト市にあるホーゲブルグ・ヴィンショーテン・ビジネスパークの最後の区画を購入しています。
Googleは現在オランダ国内にて、2018年にオープンしたエムスハーフェンと、2020年にオープンしたミッデンメールの2か所にデータセンターを保有しています 。同社はまた、フローニンゲン州ホークケルクの西に位置するウェストポールト工業団地の土地も購入済みです。
エームスデルタ州のアッピンゲダムで計画されていた別のデータセンター・プロジェクトは、政府のハイパースケール・モラトリアムによって中断されたと報じられています。Googleではないかと地元紙が大きく報じている名称不明のデベロッパーは、フィベルポルト・ビジネスパーク内の20ヘクタールに200MWを供給する54,000平方メートルの施設を2つ建設することを目標としていたとのことです。
Google、オレゴン州にデータセンターを増設
米国では最近、Googleがオレゴン州ダレスに新しいデータセンターの建設許可を取得しました。
Columbia Gorge News 社やCCCニュース社が報じるところによると、この施設は同社にとってこの地域で5つ目の施設となり、リバー・ロード3500番地のアルミニウム工場跡地に建設される2つの施設のうちの2つ目となるとのことです。11月に行われた申請によると、この平屋建ての施設は29万平方フィート(2万6940平方メートル)に及ぶ見込みです。
Googleは2006年、ポートランドの東、ワスコ郡にあるダレスに一番目のデータセンターを開設し、2016年にはNorthwest Aluminum社所有の74エーカーの土地を取得しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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