Oracle、韓国で2番目のクラウドリージョンを開設
オラクルは、今月後半に韓国で2番目のクラウドリージョンを開設すると発表しました。これは、昨年5月に初のGeneration 2クラウドリージョンが静かに稼働開始後、ちょうど1年後のことです。
今回の立ち上げは、2020年末までに相当数のGeneration 2クラウドリージョンを世界的に展開するという同社の積極的な計画の一環です。昨年10月には、オラクルは世界に16のクラウド・リージョンを展開していましたが、2020年末までに36までの拡大を目標としています。
すべてのリージョンが同じではない
ソウルから約50マイル(80 km)の春川に位置する2番目のクラウドリージョンにより、韓国の利用ユーザは国内の重要なプロダクションワークロードに対して、プライマリとディザスタリカバリ双方の能力を持つ事ができるようになる、とプロダクトマネジメント部門シニアディレクターのVinay Shivagange Chandrashekar氏は述べています。
「私たちの顧客は、特定の国における複数のアベイラビリティドメインの可用性の利点において十分ではないと言っている。彼らは国内で真の災害復旧時のオプションを私たちに求めていた」と彼はブログ投稿で書いています。
Chandrashekar氏は複数のアベイラビリティドメインの価値について語っていますが、オラクルのドキュメントによると、現在のソウルリージョンには現在1つの「アベイラビリティドメイン」しか存在していません。実際、これは2番目のデータセンターの発表であるかのように見えます。同社はおそらく、電源や冷却などのインフラを共有しない「アベイラビリティ・ドメイン」を後日追加で構築する予定であり、新リージョンには少なくとももう1つの「アベイラビリティドメイン」が追加されると思われます。
オラクルは、アベイラビリティゾーン(AZ)の問題で、パブリッククラウドの大手Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloudに明らかに遅れをとっています。Google Cloudは現在23のリージョンと70のAZを保有し、多くのリージョンは既に3つのAZで運用されています。Google Cloudジャカルタはローンチ時に3つのAZにより開始される予定です。AWSは24のリージョンで、それぞれは複数のAZで運用されています。リージョンの定義は異なりますが、Microsoft Azureは58のリージョンを保有しています。
オラクルは事業転換の中で、昨年初めには世界中で数百人を解雇し、先週の報道によると中国ではさらに1000人近くが解雇されたと言います。しかし、昨年末に報告したように、クラウド部門で2,000人の雇用を計画しているようです。
韓国も同様この動きを免れませんでした。同社は、2019年に韓国国内の総従業員1100人のうち400人を解雇したと報じられていますが、これは従業員が労働組合の承認を求めて500日間のストライキを終えた直後に行われた解雇でした。
Data Center Dynamics
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