AWSがシャーロット、デトロイト、ロサンゼルス、ミネアポリスでVerizonの5Gネットワークに新たなWavelength Zone
両社が米国で展開するエッジゾーンは17カ所に
AWSは、シャーロット、デトロイト、ロサンゼルス、ミネアポリスで新たにWavelength Zone(波長ゾーン)を立ち上げました。
Wavelengthは、通信サービスプロバイダーの5GネットワークのエッジにAWSのコンピューティングおよびストレージサービスを組み込み、近くのAWSリージョンで稼働するクラウドサービスにアクセスできるようにします。同社によるとアプリケーションのトラフィックがモバイルプロバイダーのネットワークを離れることなくサーバーに到達できるため、5GデバイスからAWSでホストされているアプリケーションへの接続に必要なレイテンシとネットワークホップを最小限に抑えることができます。
米国ではWavelengthのインフラはVerizonの5Gネットワーク上にあり、これらの都市にある同社のデータセンターでアプリケーションをホスティングしています。
AWSがVerizonと提携することを最初に発表したのは2019年12月で、シカゴでパイロットプロジェクトが開始されたときでした。今回の発表により Wavelength Zone は米国のアトランタ、ボストン、シカゴ、ダラス、デンバー、ヒューストン、ラスベガス、マイアミ、ニューヨーク、フェニックス、サンフランシスコ、シアトル、ワシントンDCの17都市で利用可能となりました。
顧客には、Fermata Energy社やドローンのEasy Aerial社などが含まれます。
Easy AerialのCTOであるIvan Stamatovski氏は「Verizon 5G Edge with AWS Wavelengthが提供する無人航空機(UAV)用の広帯域を利用できることは、ゲームチェンジャーです」と述べています。「ネットワークのエッジでデータをほぼリアルタイムに処理することで、空中センサーで実現可能なことに関するパラダイムをシフトさせます。」
AWSはVodafoneと提携し、英国ロンドン、ドイツのベルリン、ミュンヘン、ドルトムントで Wavelength Zoneサービスを開始しました。また日本ではKDDIを通じて東京と大阪で、韓国ではSKテレコムを通じて大田でサービスを提供しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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