AirTrunkがシンガポール、香港のデータセンターを開設
AirTrunkは、シンガポールと香港に ハイパースケールデータセンター を開設しました。
先週発表されたこれらの施設は、オーストラリア国外で稼働する最初のAirTrunk データセンター となります。尚、同社はオーストラリア国外で3か所ハイパースケール施設を展開しています。
SGP1とHK1の完成時には、合計で80MWの容量が提供されます。そして現在、東京近郊の印西で同社全体で6番目となるハイパースケールキャンパスが建設中です。
グローバル展開
SGP1は、シンガポールの北東側のLoyangにあるChangi North Cable Landing Station(チャンギ北海底ケーブル 陸揚げ局 )近くの グリーンフィールド 施設です。施設は1.5ヘクタールの区画に建てられ、20,000平方メートルのホワイトスペースを提供します。初期フェーズの30MWから構築が開始され、最終的には60MW以上を提供する予定となっています。
一方HKG1は、香港の荃湾近隣の、国際接続の主要ハブに位置します。施設は8階建ての工業ビルを改造して、20MW以上の電力を供給します。
BCA Green Mark Platinumの認定を受けたSGP1は PUE 1.25を誇り、1平方メートルあたりでサポートされるIT負荷が最も高く、市場で最も土地利用効率が高いとAirTrunkは主張しています。尚、HKG1のPUEは1.35です。
SGP1とHKG1はどちらも、今も続くパンデミックが与えた課題にもかかわらず、新型コロナ感染リスクから労働者を保護するための厳格な手順を実施し、迅速に作業を完了させました。
AirTrunkの創設者兼CEOのRobin Khuda氏は次のように述べています。「本日、弊社はアジア初のデータセンターを開設した。これは1つだけでなく、2つのハイパースケール施設だ。これは、AirTrunkのチーム、パートナー企業、そして顧客にとっての大いなる成果である。我々の香港とシンガポールのデータセンターは、接続され、安全で、そしてアジア地域のクラウドにとっての効率的なホームである」
「Covid-19は、アジア太平洋地域全体で既に増加が進むハイパースケールデータセンターインフラの需要を加速させた。我々は記録的なスピードで、しかし安全に、そして最高の品質基準でハイパースケール施設の建設を行っていく」
SGP1の顧客の1社は、電気通信プロバイダーのStarHubです。同社は、ICTと接続サービスの完全なスイートを顧客に提供していくと以前述べていました。
今年初め、Macquarie InfrastructureとReal Assetはコンソーシアムを主導し、 AirTrunkの88%と過半数株式を取得し、AirTrunkの価値は30億豪ドル(18億米ドル)を超えました。
Data Center Dynamics
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