オーストラリアのAirTrunkがメルボルンキャンパスに100MWを追加

キャンパスはフル稼働で185MWを供給へ

APACオペレーターのAirTrunkは、オーストラリアのメルボルンにある、データセンターキャンパスを拡張する予定です。

AirTrunkの創設者兼CEOのRobin Khudaは今週、LinkedInで、次のように述べています。「お客様の成長をサポートするために、メルボルン・ウエスト(MEL1)キャンパスの、大規模な拡張を発表できることを嬉しく思います。この拡張には、MEL1キャンパスの6つのフェーズの、残り3つのフェーズの建設が含まれ、100MW以上の新しいIT負荷を提供します。」

同氏によると、このプロジェクトには18か月間で10億豪ドル(6億6500万米ドル)以上の、投資が行われる予定とのことです。

AirTrunkは2017年に、ウェストメルボルンの21.7エーカーの敷地に、MEL1を立ち上げ、フェーズ1は、5MWの容量でスタートしました。 当時同社は、このサイトの総発電量は、50MWになると発表していました。

2023年5月同社は、フェーズ4の拡張を33週間で完了させ、同キャンパスで20MWの拡張を完了しました。
同氏は今週、すべてのフェーズが完了すれば、総発電容量は185MWになると述べました。 同社のウェブサイトによると、完成時には34のデータホールに、32,000平方メートル(344,445平方フィート)の技術スペースが提供されるとのことです。

APACに特化したオペレーターのAirTrunkは、オーストラリアでハイパースケールデータセンターを開発する計画で2016年に設立され、2017年にシドニーに最初の施設を開設しました。それ以来同社は、地域を拡大し、オーストラリア、香港、日本、マレーシア、シンガポールで、キャンパスを運営・開発しています。

同社のオーナーであるMacquarieとPSPは、同社の売却を進めていると報じられています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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