Digital Edgeが東京にデータセンターを開設

日本の首都圏で7番目の施設

APACデータセンター運営会社Digital Edgeは、日本の東京に最新のデータセンターを開設しました。

Stonepeakが支援する同社と不動産会社ヒューリック株式会社は、今週、東京の日本橋に新たなデータセンター「TYO7」の開設を発表しました。

TYO7は、既存のTYO2施設から300メートル未満の距離にある東京都中央区日本橋小舟町7-1に位置し、8階建て・2,625平方メートル・4.8MWの電力容量・970ラック分の収容能力を備えています。

Digital EdgeのCEOであるJohn Freemanは、次のように述べています。「東京はアジアでも最も活発なデジタル市場の一つであり、近接性と接続性がこれまで以上に重要です。TYO7では、ネットワーク密度が高く、持続可能で高性能な施設を提供し、クラウドAI、デジタルトランスフォーメーションを支える低遅延アクセスをお客様に提供します。東京の中心業務地区に位置するこの施設は、まさに理想的な環境です。」

この新施設の計画は、シンガポールを拠点とするDigital Edgeが2023年3月に発表し、同年6月に着工されました。ヒューリックは以前、日本橋の既存建物を解体し、8階建てのデータセンターを開発する計画を発表していました。

ヒューリック株式会社の前田 隆也代表取締役社長は、次のように述べています。「当社は、東京中心部に注力しており、現代のニーズに応える不動産開発を最優先としています。Digital Edgeとのパートナーシップにより、初の都市型データセンターを実現できたことを大変嬉しく思います。この施設は、日本のデジタルインフラ需要の高まりに対応するだけでなく、環境に配慮した開発の新たな基準を示すものです。今後も都市型データセンターの開発を加速してまいります。」

Digital Edgeは、ニューヨークのプライベート・エクイティ企業Stonepeak Infrastructure Partnersが2020年8月に設立した企業で、現在、日本・韓国・インド・マレーシア・インドネシア・フィリピンにおいて、約25のデータセンターを運営・建設中であり、1.1GW以上のIT電力容量を確保しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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