Khazna、UAEシャルジャにデータセンターを建設
データセンタープロバイダーのKhazna社は、先週木曜日の会議でアラブ首長国連邦(UAE)の政府関係者とデジタル開発会社Evoteq社と会合を行い、シャルジャ市にUptime Tier III規格に準拠するコロケーション施設の計画を発表しました。 データセンターは、政府関係者との合意に達した後に建設される予定です。
ドバイのすぐ北に位置するシャルジャは、アラブ首長国連邦の文化の中心地と考えられています。
中東のシリコンバレー
この施設は、経済的利益をもたらし、地域に雇用を創出するという幅広いビジョンの一部であり、 Sheikh Mohammed bin Rashid氏が「中東のシリコンバレー」と提唱する地域を構築しようとています。
別のニュースでは、アラブ首長国連邦の首都アブダビは、スタートアップ企業に合計$272M(2億7200万ドル)を援助する ‘Hub 71’ と呼ぶ投資プロジェクトを立ち上げました。
Khaznaはその投資を受けた企業の1社であり、現在は Hub 71 の主要な支援企業である Mubadala社が保有しています。
オラクルは今年の初め、アブダビに中東地域で同社初となるデータセンターを開設しました。AWS、Alibaba、SAP、そしてMicrosoftもUAEへの投資を始め、 データセンター を開設し始めました。
アラブ首長国連邦は今月上旬、Huaweiと5Gに関する協力を発表しましたが、他の国は脅威をもたらすと主張しています。
未熟なデジタル経済
中東のデータセンター市場はまだ未熟であると考えられており、現在多額の投資が行われていますが、現時点で信頼できるデータセンターはわずかであるようです。
国際企業がこの地域内でのホストを検討していますが、データの主権と遅延の問題が市場発展の重要な推進要因になるでしょう。
湾岸地域に参入するハイテク企業にとってのもう1つの課題は、もちろん冷却です。平均気温約30°C、時には40°Cに達することもあり、費用対効果を高めるにはデータセンターを効率化する必要があります。
より高度で効率的な冷却技術があればあるほど、電力料金は低くなり、データセンターはより環境に優しいものになります。
Khaznaは、すでにアブダビとドバイに施設を所有しています。これらの施設は、UAE国内の一般的なデータセンターよりも40%高いエネルギー効率を目指しています。同社の施設では、より高い デルタT を採用し、冬季に屋外の温度が下がった際のフリークーリングオプションを備えた水冷式チラーシステムを使用し、電力使用効率(PUE)を目標の1.6に下げ、電力料金を抑制しています。
Data Center Dynamics
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