Nvidiaがイスラエルで30MWのデータセンターを開発中

ヨクネアムの物流施設を改造中

Nvidiaが、イスラエルで大規模データセンターを開発中です。

Globesが報じ、DCDが確認したところによると、Nvidiaは30MWのデータセンターを開発中で、これは同国最大級のものとなります。

現地報道によると、この施設はイスラエル北部のヨクネアム近郊のエリヤキム・インターチェンジの近くにあるとのことです。

同社はこの施設に5億ドルの投資を目指しており、Blackwell GPUをホストして同社の現地研究開発チームにサービスを提供すると報じられています。この施設は、同社の数十のエンジニアリングおよび製品チームによって使用され、ネットワーキングハードウェアおよびソフトウェア技術、CPU設計、AIソフトウェアなどを含むデータセンター技術を開発します。

同社によると、10,000平方メートル(107,640平方フィート)の施設には、数百台の液冷システムが設置されるとのことです。この施設での操業は、今年前半に開始される予定です。

この施設は、エリヤキムとキブツ・ラマット・ハショフェットの間にあるMevo Carmel Science and Industry Parkに位置し、不動産会社Shoval Investment and Managementが所有する物流ビルをデータセンターに改築したものです。

Nvidiaのネットワーキングソフトウェア担当SVPでNvidia-IsraelサイトリーダーのAmit Krigは同誌に、次のように語りました。「当社の従業員は最も重要なリソースであり、当社は従業員への継続的な投資を約束します。新しい研究・開発・エンジニアリング拠点は、イスラエルにいる数千人の従業員、そして後に加わるであろう多くの従業員が、現代で最も重要な技術力であるAIを推進する技術の開発を続けることができます。」

同社は、イスラエルに数千人の従業員と7つの研究所を持ち、大規模な研究開発を展開しています。Mellanox、Deci、Run:aiなど、イスラエルを拠点とする複数の企業を買収しています。2023年には、イスラエルのスーパーコンピュータ「Israel-1」を発表しました。このシステムは、ピーク時53.68ペタフロップス(Linpack)の性能を持ち、最も強力なスーパーコンピューターのTop500リストで34位にランクされています。

Shoval Investment and Managementは、オフィスビルを専門とするイスラエルの不動産会社です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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