NTTがロンドンに7番目のデータセンターを開設、さらなる拡張を計画

チューリッヒの拡張工事が完了し、フランクフルト、ベルリン、ウィーンの拡張工事に着手

NTTはロンドンに新しいデータセンターを開設し、市内にある既存サイトの1つを拡張する予定です。

NTTグローバルデータセンターは今週、ヘメル・ヘムステッドに7番目のロンドンデータセンター拠点(Hemel Hempstead 4として知られる)を2021年12月に開設し、第1段階で半分のフルキャパシティを提供し、完成時にはさらに9600平方メートルのスペースと24MWのキャパシティを追加すると発表しました。このデータセンターは、2020年9月に工事が開始されました。

また、2020年に開設したイーストロンドンのダゲナムにあるLondon 1の施設でも、容量を拡大するための投資を計画しています。

同社のロンドンデータセンターは現在53MW以上の容量を提供しており、完成時には120MW以上になる可能性があるとのことです。同社によると Hemel Hempstead 4 は、同社のすべての英国施設と同様に100%再生可能エネルギーで稼働する予定です。

NTTのPresient and Board Director森林正彰 は、次のように述べています。「世界第3位のデータセンタープロバイダーとして、NTTは世界の主要拠点であるロンドンおよび英国市場への投資を引き続き大幅に加速していきます。今回の投資により、お客様のデジタルトランスフォーメーションニーズに対応した拡張性の高いデータセンターと接続インフラを提供します。」

NTTは現在ヨーロッパ地域で18のデータセンターを運営し、16万平方メートル(172万平方フィート)以上の床面積を有していますが、拡張を急いでおり、2023年夏までの間に、EMEAで利用可能なIT負荷を40%以上増加させることを目指しています。今後、マドリードとヨハネスブルグにデータセンターを開設するほか、ウィーンやドイツ全土でもビルを増設する予定です。

今月、NTTはチューリッヒ・キャンパスの第2データセンタービルの第1建設段階が完了したと発表しました。この拡張工事により4,500平方メートル(48,400平方フィート)のITスペースと10メガワットのIT容量が追加されます。同社は2021年8月にこの拡張工事を着工しました。

同社は1月 Frankfurt 1 の拠点で、4,300平方メートルのデータセンタースペースと7.3メガワットの容量を追加開発中で、今夏に完成すると発表しています。

ベルリン第2キャンパスでは2022年3月に最初の2棟が稼働し、合計9,600平方メートル(103,300平方フィート)と24メガワットの容量を提供する予定です。

NTTは、2021年10月にオーストリアのウィーン・キャンパスの3,000平方メートル(32,300平方フィート)の拡張工事に着工しました。工事は現在も進行中です。

南アフリカのJohannesburg1施設は、今年後半にオンライン化される予定です。スペインのマドリッド施設は2020年11月に工事が始まり、当初は2021年第3四半期に稼動する予定でした。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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