OpenAIが米国に独自のデータセンターを建設か
AI labの技術商業化を支援
OpenAIは、10億人のユーザーを獲得し、その技術をさらに商業化する計画の一環として、米国内に独自のデータセンターを建設する意向です。
AI labの政策責任者であるChris Lehaneは、システムの訓練と、運用のためにデジタルインフラを構築すると述べました。
FT紙とのインタビューの中で、同氏は、AI競争に勝ち人間の脳の能力に匹敵するか凌駕する高度な一般知能(AGI)を開発するという目標を達成するためには、「チップ、データ、エネルギー」が重要な要素になると述べました。
同氏は、当社は米国中西部と南西部にデータセンターのクラスターを建設すると述べましたが、計画の詳細については詳しく説明しませんでした。DCDは同社に連絡を取り、データセンター建設に関する詳細情報を求めています。
確認されれば、データセンターを建設する動きは、非営利団体としてスタートしたOpenAIがますます商業的な焦点を当てる一環となるでしょうが、現在はそのルーツから離れて、より標準的な営利目的の企業構造に移行しています。
FT紙はまた、OpenAIが初の財務および製品リーダーを採用し、製品に広告を導入する方法を検討していると報じましたが、同社はその後、広告を展開する積極的な計画はないと否定しています。
デジタルインフラといえば、今年初めに66億ドルを調達したChatGPTメーカーのOpenAIは、2023年にマイクロソフトから数十億ドルの投資を受けて以来、Azureデータセンターに依存してきました。
最近ではマイクロソフト以外にも目を向け始めており、6月にはOracleとの提携を発表し、Oracle Cloud Infrastructureが、OpenAIのモデルのトレーニングに使われることになりました。10月には、同社が他のプロバイダーにも目を向けていると報じられました。
同社は5GWのデータセンターの可能性を探っているようで、今年初めには、「Stargate」と名付けられた巨大なキャンパスの計画で、マイクロソフトと協力していると言われていました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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