
Rack Centreがナイジェリアのラゴスキャンパスを拡張
ナイジェリア発のデータセンターニュース
ナイジェリアの事業者Rack Centreは、ナイジェリアのラゴスキャンパスを6,000平方メートル(64,000平方フィート)、13MWのIT電力容量への拡張を進めています。
この計画は既存プロジェクトに追加され、キャンパスの既存容量を1.5MWへと倍増させ、2021年初頭には1,200平方メートル(12,000平方フィート)の ホワイトスペース の提供が予定されています。
今回の拡張計画の監督及び建設工事は、エンジニアリング会社のArupが請け負います。
また、2020年3月にRack Centreへの投資を発表したロンドンのプライベートエクイティ会社Actisは、Jagal(ナイジェリアのコングロマリット)とともに事業の支配権を握っています。
データセンタープラットフォーム
この拡張のための資金は、Actisとアフリカのインフラ投資企業であるConvergence Partnersが設立した2億5000万ドル規模のパン・アフリカデータセンタープラットフォームから調達されます。
Rack Centreに加え、まだ名称が決まっていないこのプラットフォームは、アフリカ大陸全体での施設の調達や構築機会を開拓し、キャリア、クラウド、およびハイパースケール顧客向けのキャリアニュートラルデータセンター ネットワークの確立を目指しています。
Actisは、アフリカ最大のプライベートエクイティ投資企業で、過去15年間で45億米ドルをこの地域に投資しました。
同社はまた、中国のデータセンター事業者Chayora Holdingsの主要投資家でもあります。
アフリカの キャリアニュートラル 事業者であるTeraco Data Environmentsの共同創設者であるTim Parsonson氏は、会長として同プラットフォームの取締役に参加しています。
同プラットフォームはまた、Equinixの前インフラストラクチャ部門VPのFrank Hassett氏を採用し、彼の1300MWを超える構築と運用の経験をもとに、ハイパースケール施設の拡張を支援しています。
Convergence Partnersの会長を務めるAndile Ngcaba氏は、次のように述べています。「第4次産業革命はアフリカにおける課題の多くを飛躍させ、人々の計り知れない可能性を活かす機会を提供する。アフリカの開発は今重要な時期の始まりにある。この地域における革命の基盤として不可欠な要素である高品質なデータセンターインフラの成長の加速に向けて、Actisと提携できる事を嬉しく思っている」
Data Center Dynamics
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