Scalaがブラジルのサンパウロでデータセンターキャンパスの第 2 フェーズを開始

Tamboréキャンパスを拡張

ブラジルのScala Data Centersは、サンパウロにあるデータセンターキャンパスの第 2 フェーズを開始しました。

同社は先週、LinkedInに「Tamboré キャンパスのフェーズ2を開始するイベントの成功を、大きな喜びとともに分かち合います!」と投稿しました。

第 2 フェーズには、SGRUTB08とSGRUTB12の2つの新しいビルの運営と、さらに3つのビル(SGRUTB09、SGRUTB10、SGRUTB67)の建設が含まれ、合計158MWのITと62億レアル(13億米ドル)の投資が約束されています。

フェーズ1の投資額と合わせると、Scalaはこのキャンパスに100億レアル(18億米ドル)以上を投資したことになります。2025年稼働予定の3棟の新ビルは、Anchor clientsが確保しています。

同キャンパスは、すでにラテンアメリカ最大の収容能力を誇ると言われています。完全に建設されれば、このキャンパスには17の建物と3つの変電所、合計600MWが建設される予定です。

就任式で、ScalaのCEO兼共同創設者のMarcos Peigoは、次のように述べました。「データセンターに対する需要は、人工知能によって飛躍的に伸びており、これによりわれわれは地元市場にサービスを提供できるだけでなく、ソリューションを世界中に輸出することも可能になります。」

Tarcísio de Freitas知事は、「国家の富はもはや金属や工業ではなく、データと知識経済にあります。サンパウロは、この新しい経済を惹きつける極となったのです」と語っています。

DigitalBridgeがブラジルのIT企業UOL Diveoから施設を買収した後、2020年に設立されたScalaは、ブラジル、チリ、メキシコ、コロンビアのハイパースケールデータセンターに約16億ドルを投資してきました。同社は、データセンターのポートフォリオが今後5年間で500MWに達すると見込んでいます。

2023年、ScalaはチリのCurauma、ブラジルのサンパウロ、ポルトアレグレ、リオデジャネイロでデータセンターを立ち上げました。同社によると、Tamboréキャンパス(ブラジル・サンパウロ)、ポルト・アレグレ市(ブラジル・リオグランデ・ド・スル州)、フォルタレザ(ブラジル・セアラー州)、Lampa(チリ)でも建設プロジェクトが進行中で、メキシコとコロンビアでも他のデータセンターを導入するためのプロジェクトを進めています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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