Scala、メキシコシティに5MWのデータセンターを計画

ラテンアメリカを拠点とするScala Data Centers社は、メキシコシティ郊外に新キャンパスの開発を計画しています。

DigitalBridge 傘下の同社は今週、同国初のデータセンターとなるSMEXTP01の開発計画を発表しました。

テポツォトラン市に位置するこの施設は、142,130平方フィート(13,200平方メートル)の敷地に5MWの初期クリティカル容量を備える予定となっています。

Scalaの新サイトは2023年第4四半期に操業を開始する予定で、すでに「大手ハイパースケールクライアント」が入居しています。同社は、このプロジェクトに8000万ドルを投資するとしています。

「この新規プロジェクトは、ラテンアメリカの未開拓の地や、データセンターは存在するもののハイパースケールセグメントに真に対応する大規模IT容量への専用アプローチがまだ不足している地域で、新規市場を開拓するという当社のコミットメントを示すものです」とScalaの共同設立者でCEOのMarcos Peigo氏は述べています。「我々は、この拡張の先頭に立ち、イノベーション、エネルギー効率、持続可能な技術を通じて、この地域の大規模な コロケーション顧客に対する独自の環境を構築できることを誇りに思います。

2020年に設立された同社は、これまでブラジル、チリ、メキシコ、コロンビアのハイパースケールデータセンターに約16億ドルを投資してきました。また同社は、自社データセンターのポートフォリオは今後5年間で500MWに達すると見込んでいます。

2023年、Scalaはチリのクラウマ、ブラジルのサンパウロとリオデジャネイロでデータセンターを立ち上げました。

同社によると、現在タンボレ・キャンパス(ブラジル・サンパウロ州)、ポルト・アレグレ市(ブラジル・リオグランデ・ド・スル州)、ランパ市(チリ)での建設プロジェクトが進行中であり、さらにフォルタレザ市(ブラジル・セアラ州)、メキシコ、コロンビアでもデータセンターの導入プロジェクトが進行中だとしています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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