NTT、インドのチェンナイにハイパースケール・キャンパスを開設

NTT GDCは、インドのチェンナイに最新のハイパースケールデータセンターキャンパスを開設しました。

チェンナイ2データセンター・キャンパスは、アンバトゥールの6エーカーの敷地にあり、9階建てのビル2棟で合計34.8MWの容量を提供します。最初のビルは現在稼動中で、17.4MWの容量を提供します。

チェンナイ2は、1500平方メートル(16,145平方フィート)で2MWの容量を持つNTTのチェンナイ1データセンターから9km離れた場所です。

LinkedInの投稿で、同社は次のように述べています。「新キャンパスは、インドと東南アジア、そしてそれ以外をつなぐデジタルゲートウェイとして機能し、ビジネスが新たな地平と機会を開拓することを可能にします」

NTTグローバル・データセンタークラウド・インフラストラクチャー・インドの Sharad Sanghi 会長は、次のように述べています。「インドは我々にとって重要な市場であり、このグローバルなキャパシティの重要な部分の本拠地です。今後、インドにおける当社の投資ロードマップには、複数のデータセンターキャンパス、再生可能エネルギー・プラント、海底ケーブルなどが含まれます。私たちはインドのデジタル環境を強化することに専念しており、このトランスフォーメーションの旅に乗り出すことに興奮しています」

NTT GDCのSEVPである Doug Adams (GDC & 海底ケーブル担当)は、「データセンターは、デジタルトランスフォーメーションの成功の基盤です。データセンターサービスのグローバルリーダーの1社として、NTTは、お客様のデジタルイニシアティブをサポートするため、全市場でデータセンターの容量を増やすための積極的な投資を行ってきました。」

「NTTの計画および運用データセンター容量は、20の国と地域で1,900 MWを超えています。結論として、NTTはお客様の高まる需要に応え、デジタルトランスフォーメーション・イニシアチブを推進するために十分な態勢を整えていると言えます」

このデータセンターの立ち上げは、NTTがチェンナイにMIST海底ケーブルを陸揚げした直後に行われました。この海底ケーブルは、マレーシア、インド、シンガポール、タイを結ぶ全長8,100kmのもので、200Tbps以上の伝送が可能な12対のファイバーを備えています。このケーブルは、 NTT Communications India Network Service and Orient Linkをはじめとするコンソーシアムによって建設されました。

この最新のキャンパスにより、NTTのインドにおける拠点は16施設となり、310万平方フィート(29万平方メートル)以上、205MWの容量を持つことになります。同社は今年5月、データセンターやAIなどの「成長分野」に今後5年間で110億ドルを投じると発表しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。