スイスのGreenが、チューリッヒで12MWのデータセンターに着工

Zurich Westに4棟目のビルを建設中

スイスのデータセンター会社Greenは今週、チューリッヒのMetro-Campus Zurich Westで、新たに4つ目となるデータセンターの建設に着工したことを発表しました。

同社の本社でもあるLupfigのこの場所には、5,525平方メートルの新しいデータセンタースペースと12MWの容量が設置されます。この新しい施設は2026年に稼働する予定です。

この複数階建ての施設では、自然冷却(フリークーリング)が採用され、ソーラーパネルが設置されます。Data Center Zurich West 4は、IBB Energie AGが運営する新しいNaturenergie Eigenamt暖房ネットワークに廃熱を供給します。

GreenのCEOであるRoger Süessは、次のように述べました。 「私たちの投資プログラムでは、今後2~3年間でデータセンターの容量を再び倍増させる目標です。企業が持続可能で将来性のあるデジタル化を現実的に実施するためには、近代的で効率的なデータセンターが不可欠です。」

1995年に設立されたGreenは、チューリッヒを中心に4つのキャンパスを運営・開発しています。2014年に開設されたZurich Westは当初、1万平方メートル(107,650平方フィート)に3つの施設を建設する予定でした。

同社は現在、4か所で6つのデータセンターを運営しており、さらに3つのデータセンターがDielsdorfとLupfigに建設中です。

Zurich Metro campusは、最終的に46,000平方メートルの敷地に3棟(M、N、O)のビルを建設する予定です。最初のデータセンター(M)は2021年初めに着工し、2023年1月に正式に稼動しました。他の2棟は昨年着工されました。

Zurich Cityは同社が2016年に取得した地下施設で、3,200平方メートル(34,450平方フィート)、Zurich Northは2階建てで1,000平方メートル(10,750平方フィート)に及びます。

Greenは、2017年にAlticeから約2億1700万ドルで買収したInfraVia Capital Partnersが所有しています。しかし、同投資会社はデータセンター会社の売却を検討していると報じられています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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