Facebookがアトランタデータセンター用に2億ドル規模の太陽光契約
3つのプロジェクトで、2億3000万ドルの投資に
Facebookがジョージア州ニュートン郡に建設を予定しているデータセンターに電力を供給するために、Walton Electric Membership Corpは、太陽光エネルギープロバイダーであるStrata Solar社およびSilicon Ranch社と契約を交わしたことを発表しました。
Silicon Ranch社は、同州アーリー郡に既に発電プラントを保持していますが、今後韓国のメーカーであるHanwha Q CELLSと協働して新たに102.5MWの単一設備を展開する予定です。
一方のStrata社は、カルフーン郡に80MV、コルキット郡には最大出力20MWの発電設備を建設する予定です。
アトランタ=安定した天候が最大の希望
Silicon Ranch社の計画は来年から、Strata社は2020年に着手されるようです。建設にあたって、両社ともに400ほどの新しい雇用を生み出すことになると予想されています。
Facebookがアトランタにデータセンターを建設するという噂は、今年の1月から流れていました。「Morning Hornet」という有限会社が計画許可申請をしていましたが、これはあくまでも仮称で、その背後にはソーシャルメディアや広告代理店大手であるFacebookがいるのではないかと推察されていました。
同社は後にこの噂を認め、2つの施設の建設におよそ7億5000万ドルを投資し、また2029年までには同地に25億ドルを投じる可能性があると述べました。
Facebookのデータセンター戦略の副社長であるレイチェル・ピーターソン氏は、Walton EMCやSilicon Ranch、Strata Solarと協働して、新たに200MW以上の太陽光資源をジョージア州にもたらすことを心待ちにしているようです。
GoogleやAppleなどのクラウド大手企業は、再生可能エネルギーを用いたデータセンター運用の動きを強めており、Facebookも多少出遅れはしたものの、2020年末までに自社データセンターをすべて再生可能エネルギーで運用するというコミットメントは確かなもののように見えます。
同社は、Facebookのデータセンターをサポートする大型電力網内リソースの開発は、同地域へさらなる投資をもたらすと予測しました。この声明は、いつの日か確証されることになるでしょう。
既にSwitchやT5、CyrusOne、EdgeConneXそしてZayoのような他のデータセンタープロバイダーが、いずれもアトランタの市場に進出していることはかねてから指摘されています。
それでも新規参入する利点として、Newton Countyは同地域で最高のGDPを誇り、国内でも10番目の経済規模を誇る点が挙げられます。多くの地元企業も、Newton Countyを本部として設定しています。
– Data Center Dynamics
原文はこちら
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。