マイクロソフトとTotalが提携、ディーゼル発電機の代わりに大型バッテリーの使用を検討
マイクロソフトは、名目上は気候変動への対応を支援するとして、世界最大の石油・ガス会社の1社であるTotalとの提携を発表しました。
マイクロソフトは、Totalと共同でいくつもの持続可能性イニシアチブに取り組む一方で、Totalの主要事業である化石燃料事業にAzureおよびMicrosoft365サービスを提供します。
Azureでまったく問題ない
マイクロソフトは、Totalの子会社であるSaftと協力して、2030年までにディーゼル発電機の使用を停止する潜在的な方法について取り組み、さまざまなTotalソリューションをオンサイトのバックアップエネルギー資産として評価します。
その中で、両社は重要インフラストラクチャのバックアップ電源として大型バッテリーを使うことに対する長期的な実現可能性を評価します。尚、Googleも同様の取り組みをベルギーで行っています。
マイクロソフトはまた、無停電電源システム(UPS)の一部にSaftのバッテリーを使用します。
マイクロソフトのCEO Satya Nadella氏は、次のように述べています。「Totalとの戦略的パートナーシップは、Microsoftクラウドプラットフォームの包括的なパワーを適用し、Totalの新エネルギーへの移行を加速し、また彼らの持続可能性の目標を達成していく」
Totalは、Azure IoT、AI、ビッグデータサービスを活用して化石燃料抽出のコストを削減し、排出量を増加させ、再生可能エネルギーへの移行を遅らせるAzure For Energy (Azure Oil & Gasから最近ブランド名変更された) との既存のクラウド契約の拡大を計画しています。
「Totalとマイクロソフトの専門分野における急速な開発は、気候変動との戦いの最前線にいる両社に多くの協力の機会をもたらす」昨年その排出量をめぐってフランスの14の地方自治体から訴えられたTotalの会長兼CEOであるPatrick Pouyanné氏はこのように述べています。
「我々のデジタルトランスフォーメーションの加速に向けて、マイクロソフトのクラウド・AIソリューションに依存できることを嬉しく思う」
他の大手クラウドプロバイダーと同様、マイクロソフトも、ハリバートン、エクソン、およびその他の多くの企業に向けてサービスを提供し、大規模な石油・ガス開発を積極的に招いてきました。
Data Center Dynamics
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