シュナイダー/Iceotope/Avnetが液冷ラックを発表

シュナイダーエレクトリックは、液浸冷却されたIT機器を収容する統合ラックを発表しました。

今回の発表は、冷却専門メーカーのIceotopeおよびラックメーカーのAvnetの協力を得て、以前10月に行われたSchneider Innovation Summitにて発表をほのめかされていたものです。 シュナイダーとIceotopeは2014年からパートナーシップを締結しています。

Liquid assets

この統合製品には、Iceotopeの液浸冷却で冷却された1Uトレイに収容のGPUサーバー、それがシュナイダーのNetShelter水冷エンクロージャと統合され、Avnet社によりサポートされます。シュナイダーはこの製品を、シャーシベースの液浸型液体冷却を備えた初の市販の統合ラックであると主張しています。

また製品は明らかに同社のEcoStruxure管理ソフトウェアをフィーチャーしており、また通常の監視に加え、AI、ビッグデータ分析、機械学習アルゴリズムのトレーニングなど、「計算集中型アプリケーション向けに最適化」されています。ただし、今回のリリースでは、”処理可能な電力密度”のような多くの詳細情報は提供されません。

この製品は、今週ラスベガスで開催されているGartner IT Infrastructure, Operations, and Cloud Strategies カンファレンスで展示されています。ガートナーは最近、より高効率、より低い運用コスト、より小さな設置面積、信頼性の向上、そしてほぼ無音の動作を実現する液体冷却を「注目すべき技術」であると見ています。

「シュナイダーエレクトリックは、データセンターの持続可能性の向上を約束しており、その点において液体冷却は非常に魅力的なアプローチだ」とシュナイダーエレクトリックのセキュアパワー事業部イノベーション担当SVPのKevin Brown氏は述べています。

IceotopeのCEO、David Craig氏は、次のように述べています。「革新的なシャーシレベルの液浸型液体冷却技術を一般市場に提供できたことを嬉しく思う。我々はエッジコンピューティングデバイスからクラウド内の大規模サーバーファームに至るまで容易に拡張可能な唯一の液体冷却技術を提供しています。」

シュナイダー/ Iceotope / Avnet水冷ラックの正面図(フル実装状態)- Schneider Electric

DCDは現在詳細を確認中です。

Data Center Dynamics

原文はこちら

※注:記事記載内容はグローバルでの発表記事を元にしており、日本国内のリリースについては一切関知しておりません。

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