AmazonのCO2排出量が19%増加

しかし サステナビリティレポートでは2040年までのネット・ゼロを目指すと報告

AmazonのCO2排出量は、2020年に19%増加したようです。にもかかわらず、2040年までのカーボンフットプリントをゼロにする取り組みは順調に進んでいる、と同社は説明しています。

同社の2020年版サステナビリティレポートでは、この明らかな矛盾に対する説明がなされており、2020年に同社が急速に成長したことで、排出量も増加し続けたとしています。一方で、サステナビリティ対策により、その年の炭素強度(carbon intensity:1ドルあたりの排出量)は減少したとしています。

まだ削減する暇がない

報告書では、「2020年、Amazonの事業は大きく成長し、その期間、純然たるCO2排出量は19%増加したが、全体的な炭素強度は16%減少し、2019年のGMS(=Gross Merchandize Sales)1ドルあたり122.8グラムのCO2換算量から、2020年には102.7グラムのCO2換算量となった」 とし、次のように付け加えています。「当社はまだ脱炭素化の初期段階にある」

「この炭素強度の値は、SBTi(Science Based Targets Initiative)を通じて策定している目標に沿ったものである」とレポートは続けます。「私たちが行った投資によるCO2削減効果が当社のフットプリントに完全に反映されるまでには、数年を要するだろう」

報告書の中で、同社が地球への影響を増大させていることを認めているにもかかわらず、ワールドワイド・サステナビリティ担当VPのカーラ・ハースト氏は、Amazonがとったさまざまな前向きなステップについて示しています。「2020年には事業全体で65%の 再生可能エネルギー 化を達成し、再生可能エネルギーを購入した世界最大の企業となった

同社は、2025年までに再生可能エネルギーのみを使用し、2040年までに脱炭素化することを約束しています。これらの目標を達成するために、ハースト氏は「私たちは配送車両と配送ネットワークの電動化を進めている。これまでに、北米と欧州で2,000万個以上の荷物を電気配送車でお客様にお届けしている」

その他の施策として、報告書の中で、Amazonはサステナブルパッケージへと移行し、リサイクルを促進していくと約束しています。

Amazonの雇用慣行については批判を受けていますが、ハースト氏は「当社は配送センター・物流ネットワークで、平均初任給を時給17ドル以上とし、正社員には業界最高水準の福利厚生を提供している」と述べています。「また、連邦政府の最低賃金を時給15ドルに引き上げることを提唱している」

「私たちは、2020年に、黒人の取締役やVPの数の割合を2倍にするという目標を設定し、それを達成した。また、新たなダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)目標を設定した」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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