バッテリー性能分析に特化した企業”Canara”がサービスを向上
ITサービスプロバイダのCPG社と合併
データセンターなどのバッテリー分析に特化した企業である Canara社は、データセンターサービス会社のCapitol Power Group (CPG) と統合し、設備機器および電気プラント全体を最適化する新企業を立ち上げると発表しました。
CPGは ヴァージニア州アッシュバーンに拠点を置いており、新企業は、CPGという名で今後も活動していくことになります。Canaraの元CEOであるTom Mertz氏がビジネスを主導し、データセンター事業者へ、バッテリー機能の予測分析サービスを提供します。合併は、Canaraを所有する投資企業Columbia Capital社により行われました。
今回合併した両社は、20年以上の歴史を持つ企業です。もともとCanaraは、バッテリー性能の最適化と分析を行う企業として活動をしており(最初はIntelliBattという名前でした)、UPSやCRACシステムといったデータセンターサービスも取り扱うチャンスをうかがっていました。
また、同様にバッテリーの最適化を実現すべく、現場での強力なエンジニアリングサービスが提供できる体制を構築することにも関心を示していました。2社の統合、およびColumbia社による支援によって、より優れたサービスが提供できるはずだと、Mertz氏はDCDに語りました。
「私たちは、これまでサービス開発/改善に注力することでビジネスを成長させてきました。一方で、より成長していくためには、サービススケールを拡大させていく必要があることも感じていました。バッテリーの性能や寿命を予測できる技術によって、ユーザーはバッテリー資産をより効果的に管理することが可能となりました。今回の合併により、私たちはバッテリー以外にも予測技術を応用させていくつもりです。」
これまで同社は、広範な顧客にCanaraの予測技術を適用できるようなパートナー企業を探していました。 CPG社は、20年にわたり事業を継続しており、近年ではアメリカ国外にもその勢力を広げ始めていました。CPGでビジネス開発担当副長を務めるJim Marsh氏は、2018年DCD Dallasで「CPGは(モジュール式データセンターなどを含む)業務上、必要不可欠なITインフラの完全なライフサイクルを提供しています。」と語っています。
– Data Center Dynamics
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