
シュナイダーのMotivairが新型CDUを発表
2つの新モデルを発表
シュナイダーエレクトリック傘下のMotivairは、液体冷却用の新たな冷却分配ユニット(CDU)シリーズを発表しました。
同社によれば、この2つの新モデルはユーティリティ回廊への最適な設置を目的に設計された初のCDUであり、データセンター事業者に「幅広い導入環境における柔軟性、性能、統合性の向上」を提供します。
新モデルのMCDU-45とMCDU-55は世界市場で利用可能となり、2026年初頭に生産が本格化します。MCDU-55は、2.7MWの冷却能力を備えています。
シュナイダーエレクトリックの冷却事業担当上級副社長であるAndrew Bradnerは、次のように述べています。「データセンターの液体冷却に関しては、顧客がより多様で大規模なエンドツーエンドのソリューションを要求しているため、柔軟性が鍵となります。本日発表した当社の新しいCDUにより、顧客は、数十年にわたる専門的な冷却の経験を活かして、最適なパフォーマンス、信頼性、将来への対応力を確保しながら、より幅広い高速コンピューティングアプリケーションに導入戦略を合わせることができます。」
MCDU-45およびMCDU-55は、2025年2月にシュナイダーに買収されて以来、Motivairが初めて発表した新製品です。2024年10月に発表された買収では、シュナイダーが同社の75%を8億5000万ドルで取得し、2028年までに残りの株式を取得するオプションを有しています。
MotivairのCEOであるRich Whitmoreは、次のように述べました。「Motivairは、先進的な液体冷却ソリューションにおける信頼できるパートナーであり、当社の新技術群はデータセンター運営者がAI時代を確信を持って乗り切ることを可能にします。シュナイダーエレクトリックとの連携により、あらゆるHPC、AI、先進データセンター展開に適応する次世代冷却ソリューションを提供し、最も重要な局面でシームレスな拡張性、性能、信頼性を実現することがわたしたちの目標です。」
Motivairはニューヨーク州バッファローに拠点を置き、サーバーを効率的に冷却するため、チップの近くで高圧冷却液を循環させるユニットを製造しています。製品には、コールドプレート、チラー、インラックマニホールド、ホースおよび冷却ループ、熱交換器および放熱ユニットが含まれます。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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