元Keppel Data CentersとGoogleの幹部がYondr Groupに参加
データセンターソリューションの開発・運営・サービスを行うYondr Groupは、APAC地域のキャピタル・プロジェクト・ディレクターにルーク・リムを、グローバル・クライアント・ソリューション担当のリージョナルVPにパトリック・マクレリーを任命しました。リムはAPAC地域におけるYondrのデータセンター建設ポートフォリオ構築を担当し、パトリックは同地域における顧客獲得と顧客の成功をリードすると同社は述べています。
ルーク・リムは不動産・建設業界において、特に用地選定、プロジェクト、プログラム、サプライチェーンマネジメントなどで豊富な経験を持っています。Yondr入社前は、Googleのデータセンターサービスマネージャーとして、シンガポールにおけるすべての建設業務を指揮していました。またプログラムマネジメントコンサルタントとして、様々なクライアントにプログラム、調達、ステークホルダーマネジメントサービスを提供してきました。
「成長を続けるAPAC地域において、Yondrの急速な拡大をサポートするエキサイティングな機会です」とルーク・リムは述べています。「最近のインドでのJV提携はAPACでのビジネスチャンスの顕著な例で、この地域で最先端のデジタルインフラの構築をリードするチームの一員となることにワクワクしています。」
パトリック・マクレリーは、IT、データセンター、クラウドコンピューティング、テレコミュニケーションの分野で20年以上の経験を持ち、特にハイパースケールソリューション、戦略的事業開発、価格戦略に精通しています。Yondr入社前はシンガポールのKeppel Data Centersでコマーシャルのグローバルヘッドを務め、東南アジアにおけるKeppelの損益、市場開発、市場参入のイニシアチブを担当していました。
Yondrのグローバル・クライアント・ソリューション担当リージョナルVPに着任したパトリック・マクレリーは次のように述べています。「アジア太平洋地域は、人口比率では世界最大規模で、クラウドサービス、ソーシャルメディア/デジタル・メディア、IoTなどのデジタル投資を支えるデータセンターの拡張が最も早く進んでいる地域です。この主要な成長市場でデジタル・プレゼンスを拡大するために顧客と協力し、その成功を確実にしていくことを楽しみにしています。」
Yondrは先日、未公開株式、不動産、グリーンインフラストラクチャー、クレジット、ベンチャーキャピタルにまたがる大手民間投資会社Everstone Groupとの画期的なジョイントベンチャー・パートナーシップを発表しました。期首資本金10億米ドルのこの合弁会社は、ハイパースケール顧客をサポートし、急速に成長しているインド市場にサービスを提供します。
合弁会社の最初の施設はムンバイ首都圏に設置される予定で、すでに土地と電力を取得しており、2023年までに30MW、完成後は60MWのIT容量を提供する予定です。Everstoneの不動産部門Indospace社は開発中の面積が4700万平方フィートを超えるインド最大の産業用不動産開発会社です。「Yondrは、世界的に上昇気流に乗っています。インドへの投資とEverstoneとの戦略的パートナーシップは、APAC地域へのコミットメントの高まりの一環です」と、Yondr GroupのAPAC地域担当マネージング・ディレクター、ジョンソン・タンは述べています。「ルークとパトリックが加わったことで、我々のチームに多様なスキルが加わりました。彼らはムンバイのデータセンターをはじめとするアジア地域での施設を運営する上で重要な役割を果たすとともに、当社のビジネス全体のプレゼンスを高めることになるでしょう。」
シンガポールのYondrチームは新しいメンバーを迎えるとともに、シンガポールのビジネス街の中心にある79 Robinson Roadの新オフィスに移転しました。このシンガポールオフィスは、同社のAPAC本部となります。
W.Media (Venkatesh Ganesh)より抄訳・転載
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