Amazonが日本で9.5MWの太陽光PPAを締結

下松市の太陽光発電所から売電契約を締結

Amazonが日本で、太陽光発電を調達するための電力購入契約(PPA)を締結しました。

ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:竹内一弘、以下「ERE」)は今月、日本国内にある9.5MWの太陽光発電所から再生可能エネルギーを供給するため、Amazonと法人向けPPAを締結したことを発表しました。

EREは2025年11月までに、山口県下松市に建設中の「下松第4メガソーラー発電所」(設備容量:9.5MW)の操業を開始します。年間想定 2,000 万 kWh(一般家庭 4,800 世帯の年間電力使用量に相当 一般家庭の年間平均電力消費量 4,175kWh として算出)の太陽光エネルギーを供給する予定です。

Bloomberg New Energy Financeのデータによると、日本で20の太陽光発電プロジェクトに投資したAmazonは、現在、再生可能エネルギーを購入する最大の企業となっています。

2012年に設立されたEREは、日本の石油会社ENEOSスホールディングスと、三井住友信託銀行によって所有されています。同社は、1.2GWの設備容量を持ち、さらに101MWを開発中です。

Amazon Web Services(AWS)は、2009年に初めて日本に進出しました。同社は2011年に、東京で国内初のクラウドリージョンを立ち上げ、2021年には大阪でもクラウドリージョンを立ち上げました。また、KDDIと提携して各都市にWavelength Zoneを設けています。同社は最近、2027年までに日本でのクラウドコンピューティングインフラの拡大に2兆2600億円を投資する計画を発表しました。

同社はこれまでにも、伊藤忠商事や三菱商事など、日本で多くの太陽光発電PPAを締結しています。Amazonのサステナビリティサイトによると、同社は、東京以外の4つの太陽光発電所(合計91MW)に投資しているとのことです。

同社は世界最大の再生可能エネルギーの企業購入者であり、最近、すべての事業が再生可能エネルギーでオフセットされていると主張しましたが、一部の批評家は、同社が、低品質のオフセットの使用をグリーンウォッシングしていると述べています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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