京都大学のYITPが新スーパーコンピュータにDellを選択

1.3ペタフロップスのYukawa-21システムは理論物理学を研究

京都大学の基礎物理学研究所(YITP)は、新スーパーコンピュータ「Yukawa-21」としてピークパフォーマンス1.3ペタフロップスのDell EMC PowerEdgeサーバを選択しました。

YITPは、素粒子物理学などの理論物理学を研究する日本初の国立共同研究機関として1953年に設立され、新システムは計算物理学および理論物理学の研究を加速するために使用されます。

「素粒子物理学、原子核物理学、天体物理学、物性物理学、量子情報物理学に関する当機関での研究促進に加えて、新スーパーコンピュータは、日本中の理論物理学のフロンティアを促進するための新たな研究機会を開くでしょう」とYITP所長の青木 愼也氏はこのように述べています。

新しいYukawa-21は、Intel Xeon Platinum 8280プロセッサ、135台のPowerEdge R840サーバ、Nvidia V100 TensorコアGPU、およびDell EMC Power Switch Z9332Fの相互接続を利用します。デルによると、新システムのピークパフォーマンスは、2016年に導入されたCray XC40システムの約3.8倍であるとしています。

日本は現在、世界最速のスーパーコンピュータ「富岳」の本拠地です。神戸の理化学研究所計算科学センターに収容されているArm A64FXを搭載した富岳は、442ペタフロップスの記録を打ち立てています。

Data Center Dynamics

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