NTTとパートナー、高高度HAPSアンテナの5Gトライアルを実施

日本の通信事業者NTTとそのパートナーは、5G接続を提供するための高高度アンテナのトライアルを構築しました。

スカパーJSAT株式会社、株式会社NTTドコモ、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)、パナソニックホールディングス株式会社は共同で今週、高高度5G通信実証実験に成功したと発表しました。

実験は、共立航空撮影株式会社が運用する小型セスナ機を用いて、高度約4kmから38GHz帯で行われ、最終的な高高度プラットフォーム局(HAPS)の利用をシミュレートしました。

HAPSは、飛行船、気球、固定翼ドローンのいずれであっても、セルタワーや衛星の初期費用や専門的な受信機を必要とすることなく、高高度から地方や接続されていない地域に接続を提供する方法を提供します。

このトライアルは、HAPS向けの5Gフィーダーリンクとバックホールラインの実用化を実証することを目的としており、最終的にHAPSに配備されることが期待される新開発の通信機器を航空機に搭載しました。

この試験では、高度約4kmを飛行するセスナ機と3つの地上局との間に、38GHz帯の電波を使用する5G New Radio(NR)規格5を用いた空中中継バックホール回線が確立されました。

HAPS分野の他のプレーヤーには、BAE、Airbus、Avealto、Stratospheric Platforms、Mira、Sceyeなどがいます。


この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Caféが日本向けに抄訳したものです。



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