東芝、TDKと提携し広東省でデータセンター用ストレージ機器生産開始

日経アジアの報道によると、東芝デバイス&ストレージ株式会社は、TDKグループと提携し中国広東省に未公開の金額で組立ラインを設置する予定です。

デジタル消費の増加に伴いバックエンドのデータセンターの必要性が高まっており、ストレージ機器などのデータセンター関連インフラが活発化しています。東芝は近くデータセンター用ハードディスクドライブの中国生産を開始し、ストレージ需要の増加に伴い、2025年度までに世界の生産能力を約2倍にする計画です。

需要の拡大

日経によると同社は早ければ6月にサンプル出荷し、7月までに量産体制を整える予定です。これにより東芝は中国の既存のデータセンター顧客に対する出荷やその他のコストを削減することができ、また顧客サポートも容易になります。

現在、東芝はフィリピンでデータセンターのハードディスクを製造しており、新しい製造施設は地理的な多様化を試みと思われます。米国シーゲート社、ウェスタンデジタル社と並ぶトップ3の一角である東芝は、世界市場シェアを2021年度の17%から2025年度には少なくとも24%に拡大することを目標としています。

日本の調査会社テクノ・システム・リサーチの予測によると、データセンター用ハードディスク・ドライブの市場は、2021年の138億ドルから2026年には196億ドルへと約40%成長するとされています。

クラウドおよびデータセンター業界、ストレージの現状について、6月に開催される第2回北東アジアデジタルウィークで紹介されます。日本向けのイベントは6月2日予定です。お申込みはこちらから

W.Media (VENKATENESH)より抄訳・転載

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