AdaniConneX、データセンター建設に4億ドルの融資要請
昨年の2億1300万ドルに続く融資
インドのデータセンター企業AdaniConneXが、4億ドルの負債による資金調達を検討していると報じられています。
Bloomberg は、Adani Group と EdgeConneX のジョイントベンチャーが、オフショアローンによる4億ドルの資金調達に向け、世界的な金融機関グループと交渉中であると報じています。
同誌によると、この資金は今年のデータセンター会社の成長計画に充てられる予定で、5年間の契約期間(契約終了までの期間)が検討されている模様です。
これは同社にとって、ここ数ヶ月で2度目の融資となります。夏にAdaniConneXは、インドでのデータセンター建設資金として2億1300万ドルの融資を受け、タミル・ナードゥ州にある第1フェーズ容量17MWのChennai 1キャンパスと、ウッタル・プラデーシュ州にある50MWのNoidaキャンパスに融資を行いました。
ING銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、Natixis Bank、Standard Chartered Bank、三井住友銀行がこの夏の融資に参加しました。
この合弁事業は2021年2月に初めて発表され、インドのコングロマリットであるAdaniと米国のデータセンター企業EdgeConneXは、インド全土に1GWのハイパースケールデータセンター容量を提供することを目指しています。
AdaniConneXは2022年10月にチェンナイでデータセンターを立ち上げ、第1フェーズでは17MWを提供しました。フル稼働時には33MWの規模になる予定です。同社は最近建設現場で小規模な火災が発生したノイダのほか、バイザッグ、ハイデラバード、プネー、ムンバイでも施設を建設中です。
EQT傘下のEdgeConneXは、2022年に10億ドル以上の持続可能性関連融資を確保しました。Adaniは以前、2028年以前にAdaniConneXをスピンアウトして上場することを目指していると述べています。
2023年、空売り筋のHindenburg Researchが株価操作、不正会計、マネーロンダリングを主張する調査を発表した後、Adaniは炎上しました。コングロマリットはその主張を否定しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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